ニューヨーク・メッツはFAとなっていたピート・アロンソと再契約で合意した。現地２月５日、米スポーツ放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が「メッツとアロンソが合意。２年総額5400万ドル（約82億円）で、１年目終了後にオプトアウトの権利がある。今年の年俸は3000万ドル（約45.6億円）になる」と報じた。

　米放送局『FOX Sports』のアナリストで、大谷翔平マニアとしても有名な、ベン・バーランダー氏は、「アロンソがメッツへ。チームにとってとてつもなく大きな獲得だ。メッツはアロンソを必要としていた」とXにポストした。

　元本塁打王の帰還は、メッツ打線に大きな力を与える。データに強い『MLB.com』のサラ・ラングス記者は同じくXで、「（データサイト『FanGraphs』の成績予測システム）『Steamer』は、アロンソが36本、フアン・ソトが35本、マーク・ビエントスが33本の本塁打を打つと予想している。これまでメッツに、同じシーズンで30本塁打以上を放った選手が３人いたことはない」とポスト。アロンソの加入には大きな意味があると伝えた。

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  　また、アロンソとの再契約を受けて、米メディア『FanSided』のジェイコブ・マウントズ記者は、25年のメッツのスタメンを予想した。

１番（遊）フランシスコ・リンドーア
２番（右）フアン・ソト
３番（三）マーク・ビエントス
４番（一）ピート・アロンソ
５番（左）ブランドン・ニモ
６番（捕）フランシスコ・アルバレス
７番（DH）ジェシー・ウィンカー or スターリング・マルテ
８番（二）ジェフ・マクニール
９番（中）タイロン・テイラー or ホセ・シリ

「ポーラーベア（アロンソの愛称）が戻って来たことで、メッツ打線はリーグ屈指となった。アロンソの復帰はソトへの十分な援護となる。毎シーズンのように驚異的な出塁率をマークするソトは、アロンソに多くの得点チャンスを与えるだろう」

　24年シーズンのアロンソは、打率.240、出塁率.329、長打率.459、OPS.788、ホームラン34本を記録。マウントズ記者は、「24年のアロンソはメジャーで最悪の年だったと言えるが、ポストシーズンでの活躍は疑いの余地がない。メッツはアロンソとの再契約を後悔する可能性は極めて低い」と、25年にアロンソが活躍すると期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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