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「エンジェルスが最下位」大谷翔平をトレードに出さなかった判断は「いまだに痛い」米専門誌がファームシステムランキング発表

THE DIGEST編集部

2025.02.06

23年のトレード期限までに大谷を放出しなかったエンジェルス。当時の判断について、米メディアで小さくない議論が巻き起こった。(C)Getty Images

23年のトレード期限までに大谷を放出しなかったエンジェルス。当時の判断について、米メディアで小さくない議論が巻き起こった。(C)Getty Images

 二刀流スターの古巣が最下位だ。

 現地2月4日、権威ある米野球専門誌『Baseball America』は、「2025年のMLBファームシステムランキング全30球団」を発表。23年まで大谷翔平(現ロサンゼルス・ドジャース)が所属していたロサンゼルス・エンジェルスは、30球団中ワーストの30位で、「常にこのランキングで最下層をうろうろ」と紹介されている。

 24年シーズンは、63勝99敗、勝率.389という不甲斐ない成績でア・リーグ西地区の最下位に沈んだエンジェルス。14年を最後にプレーオフ進出から遠ざかっており、現在、単独でメジャー最長記録(10年連続)を更新中。レギュラーシーズン負け越しが9年連続、99敗は球団ワースト記録と、まさにどん底の状態だ。

 最下位の理由について同誌は、「ザック・ネト、ノーラン・シャヌエルのような若手を、他の球団よりも早い段階でメジャーに招集しているため」と、戦力不足を若手で埋める厳しい現場の現状を指摘。「(23年7月のトレード期限までに)オオタニをトレードに出さず、ファームシステムを立て直せなかったのがいまだに痛い」と2年前の判断ミスを振り返っている。

【画像】ファンフェスタで笑顔を見せた大谷翔平を特集!
 
 この決断により、エンジェルスは見返りなしで大谷を手放した。もしトレードに踏み切っていれば、良質な若手有望株を複数獲得し、チームを立て直すチャンスが得られていたかもしれない。一方で、球界をけん引する日本人スターは、同じロサンゼルスの名門球団に移籍。すぐに自身初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

 なお今回の記事内では、ボストン・レッドソックスが1位、デトロイト・タイガースが2位にランクイン。今オフに佐々木朗希とマイナー契約を結んだドジャースは、3位に選出されている。

構成●THE DIGEST編集部

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