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侍ジャパン

WBC&プレミア12で痛感した“スラッガー”の重要性。井端監督が「40本、50本打つ可能性は残っている」と期待する2選手【侍ジャパン】

谷健生(THE DIGEST編集部)

2025.02.14

井端監督初陣となった2023年のアジアプロ野球チャンピオンシップでベストナインに選ばれた佐藤。写真:鈴木颯太朗

井端監督初陣となった2023年のアジアプロ野球チャンピオンシップでベストナインに選ばれた佐藤。写真:鈴木颯太朗

 3月5日・6日に京セラドーム大阪で開催される「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本対オランダ」のメンバー発表会見が2月14日に都内で行なわれた。昨年11月のプレミア12出場メンバーの選出は0。1年後のWBCを見据えて、既存戦力の底上げができる選手の見定めが目的であり、特にチームの“課題”を解決できる選手を見つける意図があるという。

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 出場メンバー28人は以下の通り(数字は背番号)。

▽投手
13 宮城大弥(オリックス)
15 曽谷龍平(オリックス)
16 種市篤暉(ロッテ)
17 常廣羽也斗(広島)
19 齋藤友貴哉(日本ハム)
21 橋本侑樹(中日)
26 大津亮介(ソフトバンク)
28 河野竜生(日本ハム)
36 塹江敦哉(広島)
40 杉山一樹(ソフトバンク)
48 今井達也(西武)
69 石井大智(阪神)

▽捕手
27 岸田行倫(巨人)
50 山本祐大(DeNA)
62 海野隆司(ソフトバンク)

▽内野手
3 大山悠輔(阪神)
4 吉川尚輝(巨人)
6 森敬斗(DeNA)
7 長岡秀樹(ヤクルト)
8 佐藤輝明(阪神)
31 太田椋(オリックス)
33 廣瀨隆太(ソフトバンク)
61 矢野雅哉(広島)

▽外野手
38 髙部瑛斗(ロッテ)
53 水谷瞬(日本ハム)
55 細川成也(中日)
58 梶原昂希(DeNA)
66 万波中正(日本ハム)

 井端監督はチーム戦力向上のポイントとして“長打力”を挙げた。「前回のWBC、準決勝での吉田選手のホームランだったり、決勝の岡本選手、村上選手のホームランで、相手チームも2本のホームランでというところで、そういうところになってくると連打連打は望めないのかなという感じ」と長打を重視する背景を説明。自身が指揮を執った昨年のプレミア12決勝戦でも相手チームにホームラン2本を献上し敗北したことも「長打がカギを握っている」と考える理由だとした。

 今回のメンバーで特に長打力を期待している選手として、細川、廣瀨、大山、佐藤、水谷の名前を挙げた井端監督。「佐藤選手、細川選手はある程度(シーズン本塁打)20本を積み重ねていますし、急に40本、50本打つ可能性は残っていると思いますので、今シーズン大きく飛躍してほしい」と次世代スラッガーの成長に期待を込めた。

 佐藤は選出を受けて、「素直に身が引き締まる思いですし、日の丸を背負うことなので、すごく光栄に思います。普段対戦できないような投手と対戦できるのは楽しみですし、自分の強みを活かして頑張りたいと思います」とコメント。初選出の細川は「目標としていた場所の一つなので、選出していただき、とても嬉しく思います。期待に応えられるよう、がんばります」と意気込んだ。

取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)

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