トロント・ブルージェイズが窮地に立たされている。現地2月18日、2025年シーズンをもって契約満了を迎えるブラディミール・ゲレーロJr.との契約延長交渉で、合意に達しなかった。
ブルージェイズ専門メディア『Jays Journal』によると、ゲレーロJr.側は4億ドル(約608億円)から5億ドル(約760億円)の契約を求めていたようだ。一方、球団側の提示額は3億4000万ドル(約517億円)と報じられており、そのギャップが最後まで埋まらなかった。
これを受けて、米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者は、「ブルージェイズはロサンゼルス・エンジェルスの失敗を繰り返してはいけない」と報じている。
「来オフにゲレーロJr.がトロントを去る可能性が高まった。ブルージェイズは25年シーズン中のトレード期限までにゲレーロJr.を放出する意思がないという。これはエンジェルスが大谷翔平を放出しなかった23年のアプローチを彷彿とさせる。エンジェルスは契約満了となる大谷をトレード期限までに放出しなかった。その後のエンジェルスがどうなったのかは周知の通りだ」
23年シーズン終了後にFAとなる大谷を巡ってエンジェルスは、トレード期限までに放出せずにシーズン終了まで保有する選択をした。そしてシーズン終了後にFAとなった大谷は、ロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドル(当時約1015億円)で契約。もしエンジェルスがシーズン中にトレード放出しておけば、何人もの若手有望株を確保できていたはずだった。
「スポーツ界最高の選手である大谷は、23年にエンジェルスでの最後のシーズンをプレー。スーパースターの実力と球団にもたらす利益があったため、当然ながらトレードしたくはなかった。しかし、その時の決断は非常に高くついた」
23年にプレーオフを逃したエンジェルスは、大谷を失った24年に球団ワーストの99敗。9年連続負け越し、10年連続プレーオフ逸の不名誉を更新し続けている。
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「ブルージェイズが今後、こうした状況に直面するかもしれない。ブルージェイズは堅実なチームだが、ヤンキース、オリオールズ、レッドソックス、レイズがいるア・リーグ東地区で優勝を狙えるとは誰も思っていない。それでもブルージェイズはシーズン終了までゲレーロJr.を保有し、オフに再交渉するという。しかし、競合球団がいない現状で説得できなかったのに、なぜ来オフに説得できると思うのか。FAになれば、いくつかの大都市球団が、絶頂期に入ったばかりの25歳のスター選手を狙うはずなのに」
このように伝えたロットマン記者は、「ブルージェイズがゲレーロJr.側の法外な要求額に応じたくないのは理解できるが、それならばトレードに方向転換するべきだ」と主張。「トレードで複数の若手有望株を獲得し、厳しいファームシステムを改善するべきだ。何もなくゲレーロJr.を失うのは、球団として大失敗だ」と、トレードでの放出が最善策だと訴えた。
はたしてゲレーロJr.は、23年の大谷のようにシーズン終了後にFAとなり、大都市球団と大型契約を結ぶのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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ブルージェイズ専門メディア『Jays Journal』によると、ゲレーロJr.側は4億ドル(約608億円)から5億ドル(約760億円)の契約を求めていたようだ。一方、球団側の提示額は3億4000万ドル(約517億円)と報じられており、そのギャップが最後まで埋まらなかった。
これを受けて、米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者は、「ブルージェイズはロサンゼルス・エンジェルスの失敗を繰り返してはいけない」と報じている。
「来オフにゲレーロJr.がトロントを去る可能性が高まった。ブルージェイズは25年シーズン中のトレード期限までにゲレーロJr.を放出する意思がないという。これはエンジェルスが大谷翔平を放出しなかった23年のアプローチを彷彿とさせる。エンジェルスは契約満了となる大谷をトレード期限までに放出しなかった。その後のエンジェルスがどうなったのかは周知の通りだ」
23年シーズン終了後にFAとなる大谷を巡ってエンジェルスは、トレード期限までに放出せずにシーズン終了まで保有する選択をした。そしてシーズン終了後にFAとなった大谷は、ロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドル(当時約1015億円)で契約。もしエンジェルスがシーズン中にトレード放出しておけば、何人もの若手有望株を確保できていたはずだった。
「スポーツ界最高の選手である大谷は、23年にエンジェルスでの最後のシーズンをプレー。スーパースターの実力と球団にもたらす利益があったため、当然ながらトレードしたくはなかった。しかし、その時の決断は非常に高くついた」
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「ブルージェイズが今後、こうした状況に直面するかもしれない。ブルージェイズは堅実なチームだが、ヤンキース、オリオールズ、レッドソックス、レイズがいるア・リーグ東地区で優勝を狙えるとは誰も思っていない。それでもブルージェイズはシーズン終了までゲレーロJr.を保有し、オフに再交渉するという。しかし、競合球団がいない現状で説得できなかったのに、なぜ来オフに説得できると思うのか。FAになれば、いくつかの大都市球団が、絶頂期に入ったばかりの25歳のスター選手を狙うはずなのに」
このように伝えたロットマン記者は、「ブルージェイズがゲレーロJr.側の法外な要求額に応じたくないのは理解できるが、それならばトレードに方向転換するべきだ」と主張。「トレードで複数の若手有望株を獲得し、厳しいファームシステムを改善するべきだ。何もなくゲレーロJr.を失うのは、球団として大失敗だ」と、トレードでの放出が最善策だと訴えた。
はたしてゲレーロJr.は、23年の大谷のようにシーズン終了後にFAとなり、大都市球団と大型契約を結ぶのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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