専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
侍ジャパン

「足で長打に貢献できる」日本ハム・水谷瞬“ならでは”の猛アピールで26年WBCメンバー入りに前進「トップ選手に見劣りしない成績を」【侍ジャパン】

谷健生(THE DIGEST編集部)

2025.03.07

水谷は侍Jデビュー2戦で印象的な活躍を見せた。(C) Getty Images

水谷は侍Jデビュー2戦で印象的な活躍を見せた。(C) Getty Images

 野球の国際強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」が3月5日と6日、京セラドーム大阪で開催され、侍ジャパンはオランダ代表に2連勝を飾った。この2試合で、特に印象的な活躍を見せた初代表の水谷瞬(日本ハム)が手応えを口にした。

【動画】若き侍たちが準パーフェクトゲーム&9得点と攻守でオランダ代表を撃破!
 プロ野球の現役ドラフト経験者として初めて侍ジャパントップチームのメンバーに選ばれた水谷は5日の第1戦に「1番・指名打者」として先発出場。侍としての初スイングでいきなりセンターへのホームランを放ち、たった一振りで自身の実力を証明した。

 6日の第2戦でも「3番・左翼」としてスタメンに名を連ねた水谷は、第1打席こそ三ゴロに倒れたものの、第2打席では四球で出塁。第3打席ではレフトへの強烈なタイムリースリーベースで日本に貴重な追加点をもたらした。

 昨季は97試合の出場で9本塁打に対し長打率.443を記録した水谷。「僕はホームランをめちゃくちゃ打てるタイプのバッターではないですけど、足でツーベース、スリーベースをとれるところを含めて長打に貢献できると思う。今シーズンはそういう部分も生かしつつ、ホームランも打てれば」と井端弘和監督が求める“長打力”に対する自らの考えを明かした。

 今回の2連戦で「1打席でどうアジャストしていくか、一発勝負に近い試合のなかで結果を出せたことは良い経験になった」と話し、確かな自信を得たと振り返る。来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表入りに向けては、「トップレベルの選手がこういう舞台に選んでいただけるものだと思っているので、そこに見劣りしない成績を出せるように1日1日やっていくだけかなと思います」とシンデレラストーリーの続きを夢描いた。

取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)

NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号