MLB

「イチローと佐々木主浩は僕のヒーロー」“シアトル出身”のカブス34歳左腕が憧れの日本登板へ「スペシャルな経験になる」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.03.16

16日の巨人戦に先発するカブスのボイド。写真:主催者提供

 憧れのヒーローの故郷で好投を誓う。

 シカゴ・カブスはロサンゼルス・ドジャースとの「MLB東京シリーズ2025(3月18、19日=東京ドーム)」に向けて、16日に巨人とのオープン戦に臨む。試合前日には会見が行なわれ、先発マウンドに上がる34歳のマシュー・ボイドが「巨人の本拠地で登板できることはスペシャルな経験になる。この機会は貴重だね」と興奮を抑えられなかった。その理由は、メジャーで大きな足跡を残した2人の日本人選手の存在を挙げた。
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 ボイドはまず日本の印象について、「すべてが素晴らしいよ。東京に来て日本の文化に早く接したかった。(鈴木)誠也と(今永)昇太がよくしてくれて、街を歩くだけでも綺麗だし、人々は優しいね」と大変気に入ったようだ。

 同選手はシアトルで生まれ育ち、子供の頃は地元のマリナーズを熱心に応援する大ファン。なかでも、イチローと「大魔神」こと佐々木主浩の日本人メジャーリーガーは「僕の憧れであり、ヒーローだった」と明かし、「彼らの存在が自分のキャリアに大きな影響を与えてくれた」とも語った。

 34歳の左腕は「イチローがシアトルに来てから日本の野球を知るようになった。ササキは、とてつもない守護神だった」と両者の活躍を回顧した。「2人の英雄の母国である日本で登板する機会を与えられて、とても嬉しい。東京遠征のメンバーに入った時から先発したいと思っていたから本当にいいことだね」と話し、まるで子供のように嬉しそうな表情を浮かべた。
 
 1月22日にはイチロー氏が日本選手として史上初めて米国野球殿堂入りの快挙を果たした。「彼の殿堂入りはクールだった。リスペクトしかないよ。自分のような人間がコメントするには及ばない。(22年に)シアトルでプレーした時に少しだけ話す機会に恵まれた。彼と接することができたのは自分の誇りだよ」と敬意を表した。
 
 16日は、いよいよ憧れだった日本のマウンドに立つ。「自分のピッチングで何ができるのか。(巨人相手に)それを証明したい」と強い意気込みを示し、チームの勝利だけを狙う。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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