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MLB

「逃げ出したい気持ちある」カブス今永昇太が激白したMLB開幕前日の胸中。同僚左腕にもらった言葉を“ユーモア返し”「僕が100年間生きていたら…」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.03.17

開幕戦の前日会見に出席した今永。仲間からの助言にユーモアをプラスした。写真:主催者提供

開幕戦の前日会見に出席した今永。仲間からの助言にユーモアをプラスした。写真:主催者提供

 3月18日にロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブスの一戦で開幕する「MLB東京シリーズ2025」。カブスの今永昇太が、その前日会見に出席した。ドジャースの先発は山本由伸がすでに予告されており、メジャー史上初となる開幕戦での日本人同士の投げ合いが大きな注目を集めているなか、カブス左腕はプレッシャーとの向き合い方についてウィットに富んだ回答で報道陣を笑わせた。
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 メジャー2年目ながらチームの開幕投手に指名された今永。日米の野球ファンから大注目となるオープニングゲームでの登板ゆえ、その重圧は想像に難くない。しかも、相手は昨年のワールドシリーズを制覇した強豪ドジャース。球界の誰もが認める超スーパースター大谷翔平をはじめ、リーグMVPの経験を持つフレディ・フリーマン、チーム加入1年目で33本塁打を放ったテオスカー・ヘルナンデスら破壊力あるバッターが名を連ねる。

 31歳の左腕は「チームにもメンタルコーチがいますけど、しょっちゅう相談するほど自分はメンタルの強い選手だと思っていない。かなりプレッシャーも感じていますし、逃げ出したいような気持ちもある」と語り、登板前日の胸中を素直に告白する。

 では、その重圧をどう克服するのか。今永は同僚左腕であるジャスティン・スティールに相談すると、「心配するな。100年後は誰も覚えてる奴なんていない」と声をかけられたという。

 チームメイトの優しい言葉に勇気をもらった今永だったが「100年間、もし僕が生きていたら覚えているけどな」とユーモアを交えながらエピソードを紹介。会見場からは笑いが起こった。「とにかくスティールから教わったので、僕のメンタルはもう大丈夫です」と言葉に力を込めた。
 
 相手のマウンドには侍ジャパンの同僚として、23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を掴んだ山本が上がる。「彼はチームを鼓舞することのできる投手なので、彼の投球でドジャース打線が勢い付くのは間違いない。そうなった時に自分が(気持ちで)変わらないようになれるか」を勝負のポイントに挙げており、「本当に特別な試合になると思う。自分の持っている力以上を出したい」と決意する。

 メジャーの開幕戦が日本で開催するのは6年ぶり。貴重な機会となる今回のマウンドは自らの野球人生の中でも「一番になる」と答え、「ユニホームを脱いで自分が野球をやめる瞬間に、この東京ドームで先発したことが真っ先に頭に思い浮かぶような、そういう思い出になれば幸せだと思います」と表情を引き締めた今永。世界最高峰の舞台での好投をあらためて誓った。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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