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「オオタニのような打撃をしたい」オリオールズ新星スラッガーも大谷翔平のフォームを模倣 「パワーに触発された」と米報道

THE DIGEST編集部

2025.03.18

オリオールズのスター候補生、ジャクソン・ホリディ。(C) Getty Images

 球界のスーパースターは、MLBの新星たちにも影響を与えているようだ。

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 現地3月17日、米メディア『essentially sports』は「オリオールズの21歳は、メジャーリーグでの成功の裏には大谷翔平の存在があると語り、ライバルのスーパースターに倣いたいと願っていることを明かす」と題した記事を掲載。ボルチモア・オリオールズのジャクソン・ホリデイのMLB専門チャンネル『MLB Network』でのコメントを紹介している。
 
 MLBで通算316本塁打を記録したマット・ホリデイを父にもつ21歳は、2022年のMLBドラフト1巡目でオリオールズから指名を受け、高校生史上最高額となる819万ドル(約12億円)で契約を締結。昨年4月にメジャーへ昇格し、同14日のミルウォーキー・ブルワーズで初安打を記録する。一度はAAAへ降格となったが、7月に再昇格すると同31日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャー初のホームランを放った。

 未来の強打者として期待値の高い新星が、目標とする人物に大谷翔平を挙げている。『essentially sports』は「ジャクソン・ホリデイが真似しようとしているのは、彼のスイングの独特な仕組みと優雅なリズムだ」として、同選手の言葉をこう明かしている。

「打席での調整や思考プロセスについて尋ねられたホリデイは、ある大きな変化について『去年の終わりごろ、つま先タップをちょっといじったんだ。正直言って、いつかショウヘイ・オオタニのような打撃をしたいと思っている』と打ち明けた」

 このコメントを受けて同メディアは、つま先のタップについて「ホリデイがトゥタップに切り替えたのは、意識的な選択であり、オオタニが試合に楽々と持ち込むパワーに触発されたものだ」と言及。続けて「トゥタップとは、打者が前足を上げてからスイングの前に踏み込む動きで、ホリデイはそれを実験し始めた。そして、それは確実に効果があり、彼のルーティンの一部となった」として若き逸材の成長を綴っている。

 また、メジャー初挑戦の昨季は60試合に出場して36安打、5本塁打、23打点を記録するも打率は.189と苦しんだ。この成績に関して「昨年は安定感を欠いていた」と見つつも「しかし、ジャクソン・ホリデイはオフシーズンをオクラホマ州スティルウォーターで過ごし、調整とスキルの磨きをかけて復帰の準備を整えている」として2025シーズンでの活躍に期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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