ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が３月18日、東京ドームで行なわれているシカゴ・カブスとの開幕戦に先発登板。記念すべきその初球に、いきなり「ピッチクロック」で１ボールを宣告された。
【動画】初回から日本人対決！山本由伸vs鈴木誠也の第１打席

　６年ぶり６回目となる日本でのMLB開幕戦。メジャー２年目で初の開幕投手の大役を任された日本人右腕がいきなりつまずいた。多くのファンの視線が注がれる中、今季初球は投げずに主審から「ボール」とコールされた。

　山本は結局先頭打者を四球で歩かせ、次打者は鈴木誠也と対戦。カウント1-1とすると、内角高めに155キロの直球を投じ、鈴木のバットを根本から折るほどの威力で遊飛に打ち取る。１アウトを奪った山本は後続を打ち取り無失点。初回の１球目はつまずいたが、カブス打線をゼロに抑えた。

　ところが２回は２死二塁のピンチを背負うと８番のミゲル・アマヤに適時二塁打を打たれ、カブスに先制点を許した。
  　なお、１番・指名打者で先発出場している大谷翔平はカブス先発の今永昇太と対戦。第１打席は二ゴロ、第２打席は鋭い打球を放つも二直に倒れ、ここまでノーヒットとなっている。

【ピッチクロック】ランナーがいない場合、ピッチャーはボールを受け取ってから15秒以内に投球動作に入らなければならない。ランナーがいる場合は、18秒以内に投球動作に入らなければならない。違反すれば１ボールがとられる。逆に打者は８秒前には打席に立ち、打撃準備を完了していなければならない。違反すると、１ストライクが追加される。

構成●THE DIGEST編集部

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