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MLB

制球難にピッチクロック違反、2盗塁… それでも米メディアは佐々木朗希を称賛「この重圧に耐えられる投手など、そうそういない」

THE DIGEST編集部

2025.03.20

19日のカブス戦でメジャーデビューを果たした佐々木。(C) Getty Images

19日のカブス戦でメジャーデビューを果たした佐々木。(C) Getty Images

 収穫と課題の多い56球だった。

 3月19日、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は、東京ドームでシカゴ・カブスとの開幕シリーズ「MLB Tokyo Series presented by Guggenheim」第2戦に先発出場し、3回1安打1失点、3奪三振、5四球で降板。なかなか制球が定まらない中でも粘り強い投球を見せ、母国でのメジャーデビュー戦を終えている。

【動画】佐々木朗希が鈴木誠也から“MLBキャリア初”三振を奪う!
 この日、初回を三者凡退で立ち上がったルーキー右腕は、2回に制球が定まらなくなり、3点リードの3回1死二塁からイアン・ハップ、鈴木誠也、カイル・タッカーにまさかの3連続四球…。押し出しでメジャー初失点を喫したが、その後は、なおも1死満塁のピンチでマイケル・ブッシュを見逃し三振、マット・ショウを空振り三振に仕留めた。

 制球難の他にもピッチクロック違反を受けたり、2盗塁を許したりと、課題が多く残る内容となったが、米メディアからは、佐々木を高く評価する声も少なくない。ドジャースの情報を専門的に扱う『Dodgers Nation』の公式Xは、3回のピンチを連続三振で脱したシーンに触れ、「大観衆の前で驚くべき冷静さだ」と反応している。

 続く投稿では、「このようなピンチでプレッシャーに耐えられる投手など、そうそういない」と見解を示し、「投手みんながロウキ・ササキではない」と強調。「ファン4万5000人の前で念願のメジャーデビューを果たしており、ここからどんどん上昇していくはずだ」と今後のパフォーマンスにも期待し、「THE FUTURE」と呟いていた。

 これで防御率を3.00としている佐々木。米国へ戻った後に今回の反省を活かせるか、次戦以降の投球からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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