本拠地開幕戦で早くも"２本目"だ。

　現地３月27日、ロサンゼルス・ドジャースはアメリカ本土での開幕戦でデトロイト・タイガースに５対４で競り勝った。大谷翔平は１番・指名打者で先発出場し、７回の第４打席に今季第２号となるソロホームランを放つなどチームの３連勝に大きく貢献した。その裏で、大谷に打たれた相手投手の落胆ぶりが話題になっている。
【動画】大谷翔平が早くも今季２本目のホームラン！逆方向へ運ぶパワフルな一発

　ドジャー・スタジアムが熱狂に包まれたのは、ドジャースが１点リードした場面だ。タイガースが１点を加えて、じわじわ詰め寄った７回裏。３番手ブレナン・ハニフィーと対峙した大谷はフルカウントから６球目にやや真ん中高めに来た95.8マイル（約154.1キロ）のシンカーを強く振り抜いた。逆方向に上がった打球はぐんぐん飛距離を伸ばしていき、左翼スタンドに着弾。ホームのドジャースファンは熱狂した。
  　注目してほしいのは、打たれた瞬間のハニフィーのリアクションだ。「パンっ！」という破裂音が鳴ると26歳の右腕は諦めたようにガクッと頭を下げた。映像はすぐにレフト方向に切り替わったが、大谷のあまりにもパワフルな一発に肩を落としたのは確か。SNS上では相手投手に対し、「打ったのは人間じゃないから仕方ない」「気にするな」「オオタニが異常すぎるだけだ」などと、大谷の打棒を称賛するとともに同情のコメントが上がっていた。

　大谷は今月18、19日に行なわれた東京ドームでのシカゴ・カブスとの開幕シリーズ２戦目で第１号ホームランをぶち込んでおり、これで２試合連続のアーチとなった。背番号17の貴重な一発でドジャースは再び２点差に広げ、３連勝につなげた。

　二刀流復活に位置付ける25年シーズンは序盤から相手投手に心理的なダメージを負わせるほど、大谷はエンジン全開だ。

構成●THE DIGEST編集部

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