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MLB

「過去最高のヨシノブを目撃した」山本由伸が叩き出した驚異の“スプリッター空振り率”に米記者も唖然!「キャリアハイ連発だ」

THE DIGEST編集部

2025.03.30

ピンチを凌いで雄叫びを上げる山本。勝敗はつかなかったが、5回10奪三振の快投を披露した。(C)Getty Images

ピンチを凌いで雄叫びを上げる山本。勝敗はつかなかったが、5回10奪三振の快投を披露した。(C)Getty Images

 劇的な幕切れにドジャースタジアムは熱狂のるつぼと化した。

 現地3月28日、ドジャースは本拠地でデトロイト・タイガースと対戦。3対5で迎えた延長10回裏、マイケル・コンフォートとウィル・スミスの連続タイムリーで粘り強く追いつくと、ムーキー・ベッツが豪快なサヨナラ3ランを放って一気に勝負を決めた。8対5の快勝を収め、見事開幕4連勝を飾ったのだ。
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 今季2度目の先発登板となった山本由伸は、ふたつのソロ本塁打を浴びるも圧巻のピッチングを披露。5回91球を投げて5安打2四球2失点で、3回と5回には三者連続三振を奪取するなどMLBでのキャリアハイとなる10三振を記録した。勝敗はつかなかったものの、米メディアからは賛辞の声が続々と上がっている。
 
 米ネットワーク『ESPN』の番組にも出演するドジャース専門記者のブレイク・ハリス氏も自身のXで山本を絶賛。「昨夜我々が目撃したヨシノブ・ヤマモトは、彼のドジャースにおけるまだ短いキャリアの中でベストだったかもしれない」と持ち上げ、「10個の三振はキャリアハイ更新で、17回の空振りはキャリアハイタイだった」と説明。さらに「しかも17回のうち10回の空振りはスプリッターによるもので、なんとその空振り率は71%に達したのだ」と、決め球のクオリティーに舌を巻いた。

 米メディアによるとワールドシリーズ王者が開幕4連勝したのは史上9回目で、ドジャースにいたっては世界一となった1981年シーズン以来、実に44年ぶりのロケットスタートだという。はたしてどこまで開幕からの連勝記録を伸ばすのか。ちなみに過去最長は1916年シーズンにボストン・レッドソックスが記録した7連勝となっている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】山本由伸が“伝家の宝刀”スプリッターでMLBキャリア新の10三振目を奪取した場面
 
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