現地４月５日、ボルチモア・オリオールズは敵地でカンザスシティ・ロイヤルズと対戦し、８対１の快勝を収めた。オリオールズの先発を飾った菅野智之は５回1/3を投げて５安打１失点４奪三振の好投を披露。登板２試合目にして、見事MLB初勝利を挙げた。
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　試合後のロッカールームでさっそく囲みインタビューに応じ、地元放送局『MASN』の公式Ｘがその様子を伝えた。菅野はまず「ストライク先行を意識して投げたのと、力みがあった前回と違って落ち着いて投げられたのが大きい」とコメント。シャワールームではチームメイトたちからビールシャワーの祝福を浴びたようで、「日本だと優勝した時しかビールかけをやらないんですけど、なんか祝福してもらっているんだなという気持ちがして、さらにここで成功したいなって気持ちになりました」と嬉しそうに話した。

　さらに記者から「MLBでの１勝目の意味」を問われた菅野は、「もちろん特別なことではありますけど、１勝するのを目標に（MLBに）来ていない。毎試合自分のベストを尽くすのと、チームがチャンピオンシップを獲れるように、そこだけを目標にやっているので」ときっぱり。そのうえで「とはいえ、ホッとはしています」と本音ものぞかせた。
  　この殊勝なコメントにすぐさま反応したのが、地元紙『The Baltimore Sun』でオリオールズ番を務めるジェイコブ・カルビン・メイヤー記者だ。自身のＸ上で「トモユキ・スガノがMLB初勝利後に発した言葉だ」と記して紹介した。

　すると球団公式YouTubeやSNSにはファンからの書き込みが殺到。「胸が熱くなったぜ」「なんてイカす発言だろう」「彼の姿勢が気に入ったよ」「毎日でも観たいピッチングだった」「好きにならずにはいられない！」「こんな選手が俺たちにはもっと必要なんだ」など、称える声が続々と寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部
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