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“名古屋生まれの26歳”MLB2年目にブレイク! ドジャースを上回るチームに「大きな一歩を踏み出した選手がいる」米誌がフィーチャー

THE DIGEST編集部

2025.04.09

MLB1年目は怪我でわずか37試合の出場にとどまったイ・ジョンフ。捲土重来を期す2年目は開幕から存在感を示している。(C)Getty Images

 ナ・リーグ西地区が熾烈を極めている。

 現地4月8日時点の1位は、9勝3敗(勝率.750)のサンディエゴ・パドレス。2位が8勝3敗(同.727)のサンフランシスコ・ジャイアンツで、3位は9勝4敗(同.692)のロサンゼルス・ドジャース、4位が6勝6敗(同.500)のアリゾナ・ダイヤモンドバックス、5位が2勝8敗(同.200)のコロラド・ロッキーズとなっている。

 MLB全体で見ても、パドレスが勝率1位、ジャイアンツが2位タイ、ドジャースが6位と、ナ・リーグ西地区の3球団が上位に入っている状況だ(全体2位タイがニューヨーク・メッツ、4位タイがロサンゼルス・エンジェルスとフィラデルフィア・フィリーズ)。

 そんなナ・リーグ西地区のチームで、大きな注目を集めている選手がいる。MLB2年目を迎えたジャイアンツのイ・ジョンフ外野手だ。米誌『Sports Illustrated』は4月8日、「ジャイアンツの外野手がMLB2年目にブレイク」と題した記事で、イ・ジョンフを大々的に取り上げた。

「2024年の地区4位から一転、ジャイアンツは開幕2週間で球界最高の話題のひとつになっている。失望の24年を経て、フランチャイズの伝説バスター・ポージーが編成総責任者となり、自身のビジョンに沿って編成に取り組んだ。そしてチームは8勝2敗と好スタートを切り、21年以来となるポストシーズン進出の軌道に乗っている。新戦力がチーム力を向上させた一方、大きな一歩を踏み出した選手もいる」

 このように記した同誌は、イ・ジョンフの活躍に目を見張った。

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「名古屋生まれの26歳は、ルーキーシーズンの24年に怪我に悩まされて大失敗。わずか37試合の出場で打率.262、出塁率.310、長打率.331に終わった。しかし、チャンスがあれば大きな結果を残す可能性は感じられたし、今シーズンは実際にフィールドで周囲の期待に応えている」

 4月8日時点でイ・ジョンフは、打率.300、打点3、得点10、出塁率.349、長打率.450、OPS.799、得点圏打率も.300と目に見える結果を残しており、同誌は「オールスターゲーム出場の可能性もある」と評価した。

 24年に6年1億1300万ドル(当時約164億円)でジャイアンツに加入したものの、5月にフェンス激突で左肩を脱臼してシーズン全休。自身の存在価値を知らしめるために、イ・ジョンフは2年目の活躍を誓っている。

構成●THE DIGEST編集部

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