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「今永昇太の日ではなかった」2本塁打含む7安打5失点での今季初黒星に地元放送局は落胆も、変わらぬ信頼「いまやカブス不動のエース」

THE DIGEST編集部

2025.04.10

今永は5回5失点を喫し今季初黒星がついた。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの今永昇太が現地4月9日、本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦に今季4度目の先発をし、5回を投げて2本塁打を含む7安打5失点で降板。チームも2対6で敗れ、今季初黒星を喫した。

 今永は初回、1死走者なしで迎えたコリー・シーガーに91.2マイル(約147キロ)の低め直球を左翼席にライナーで運ばれ先制を許した。

 4回には鈴木誠也の三塁打で同点にしてもらった今永だったが、5回に無死一塁からヨナ・ハイムに2ラン本塁打を浴びると、2アウト後に適時二塁打、次打者に中前適時打を打たれ一挙4点を失い、このイニング終わりでマウンドを降りた。
 
 カブス専門放送局『Marqueesportsnetwork』は「この日はイマナガの投球に適した日ではなかった。強風が左翼に吹き出し、レンジャーズはそれを利用した。シーガーが放ったソロホームランは左翼席の1列目にちょうど届く距離だった」と説明。気温4.4度の寒さに加え、強風がレンジャーズに味方したことを嘆いた。

 記事を配信したアンディ・マルティネス氏は「ショウタ・イマナガは、いまやカブスの不動のエースである。特に試合前に左腕ジャスティン・スティールのIL(故障者リスト)入りが発表された後ではなおさらだ」と言及し、今永がカブス投手陣の大黒柱であることを改めて強調。先発投手の台所事情が苦しいことを明記したうえで、背番号18のさらなる奮起を独特な表現を用いながら期待した。

「今シーズン、イマナガはこの試合までに18.1イニングを投げ、わずか1本しか本塁打を許していなかった。リグレー・フィールドではこのような日がもっとあるだろう。そうなった場合、イマナガは交通渋滞を抑えることがもっと重要になるだろう」

 今永は登板前まで3試合2勝0敗、防御率0.98と好スタートを切っていた。先発の柱としてチームを支えていたスティールの離脱により、日本人左腕にかかる負担はさらに増していきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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