MLBセントルイス・カーディナルスの外野手ラーズ・ヌートバーは現地４月９日、敵地ピッツバーグ・パイレーツ戦に「１番・右翼手」で先発出場。延長11回にチームのサヨナラ負けを阻止する好送球を披露し、ファンから多くの反響を集めた。

【動画】チームの窮地を救う、ヌートバーの“レーザービーム”が炸裂！ 　同じナ・リーグ中地区のパイレーツとの３連戦最終日を戦ったカーディナルス。前日には昨季のリーグ新人王右腕ポール・スキーンズを攻略してシリーズ成績を１勝１敗としていた。

　この試合は両軍投手が四球や安打で出塁を許しながらも、スコアボードに「０」を並べていく白熱の展開に。両者無得点で迎えた11回裏、カーディナルスは１死一、二塁のピンチの場面で、パイレーツの４番ジョーイ・バートにライト前へのゴロを放たれ、二塁走者アレクサンダー・カナリオに本塁生還のチャンスを与えてしまう。

　しかし捕球したヌートバーが正確な送球でバックホームを決め、カナリオを憤死に。カナリオの走塁もやや無謀だったとはいえ、返球が逸れればサヨナラ負け、という状況で見事なファインプレーを披露した。

　チームの窮地を救ったヌートバーにファンからは大きな反響があった。

「あの送球完璧すぎた！守備で魅せるヌートバーさすがすぎる！」
「侍外野の要は決まったな」
「次回のWBCはマジでアメリカ代表に選ばれちゃうんじゃ...」
「これは良い意味でドン引き送球」

　ヌートバーは今季、11試合（57打席）出場時点で、打率.271、２本塁打、出塁率.386、OPS.803をマークしており、一時はリーグ首位打者に立っていた。現在は14打席連続で無安打とブレーキがかかっており、この試合も５打数無安打に終わったものの、１四球で出塁に成功。開幕からの連続出塁記録を「11試合」に伸ばすなど、守備以外での貢献も続けている。

　なお、試合はその後、12回に両軍が１得点ずつ挙げて延長13回に突入。カーディナルスは13回裏の１死満塁でバートにレフトへのサヨナラタイムリーヒットを放たれ、１対２で敗れている。

構成●THE DIGEST編集部

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