来季メジャー挑戦を目指すヤクルトの村上宗隆内野手が、今オフにポスティングシステムを利用して「２億ドル（約285億円）以上、あるいは３億ドル（約428億円）以上の契約を勝ち取る可能性も十分ある」と米球界から注目を集めている。
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　MLBの契約や移籍情報を専門に扱う「MLB TRADE RUMORS」は４月14日、「25-26 FA選手ランキング」と題した記事を更新し、今オフの去就が注目されている日本球界屈指のスラッガーについて報じた。

　NPBでの７シーズンで通算224発を放った村上について「ムラカミの名前がこれほど上位にランクインしていることに驚く読者もいるかもしれない。彼が高い実力を持つ強打者であり続ける限り、今年こそ状況は変わるでしょう」と指摘し、続けて「ムラカミはパワーと潜在能力を兼ね備えている」と高く評価した。

　また三塁を本職としている村上について「将来的には一塁手に転向する必要があると見られている」と同サイトは報道。さらに「三塁手としては十分な腕力を持っているが、守備範囲が狭い」とも伝え、「三塁に定着するのには改善すべき点がある」と指摘した。
  　同サイトは、村上の改善すべき点として「最近の球速に対する苦戦を改善し、三振を減らすこと、そして22年（リーグトップの56本塁打）レベルのパワーを取り戻すこと」と記述し、そういった点が向上すれば「守備面での成長と若さを活かし、最も切望される選手となる」と大きな期待を寄せた。

　さらに同サイトは、「もしすべてがうまくいけば、NPBからMLBに移籍する選手の中で最高額の契約を結ぶ可能性もある」とも記し、「彼はすでにNPBで２度のMVPに輝いており、年齢と実績だけでも、９桁の契約選手候補であり、十分な成績を残せば、ヤマモト（ヨシノブ）のように２億ドル（約285億円）以上、あるいは３億ドル（約428億円）以上の契約を勝ち取る可能性も十分ある」と大胆な予想を綴っている。

　村上は今季、上半身のコンディション不良から２軍で調整中。ファームでは打率.500をキープし、同12日のオイシックス戦（新潟）で復帰後初本塁打を含む２安打をマークするなど調子を上げてきている。

　米球界から注目を集め始めている村上の今後の動きからも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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