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「突然守備がおバカになった…」今永昇太、まさかの“自責点ゼロ被弾”に米メディアから同情の声やまず!「今季もっとも恥ずかしい場面」

THE DIGEST編集部

2025.04.17

味方のエラー連発にも今永は「自分のミス」ときっぱり。「次回は抑えて信頼を得たい」と話した。(C)Getty Images

 まさに絵に描いたような"悲運"だった。

 現地4月15日、シカゴ・カブスは敵地でサンディエゴ・パドレスと対戦し、延長の末に2対1の逆転勝利を収めた。カブスの先発を飾ったのは頼れる左腕、今永昇太だ。勝ち負けこそつかなかったが、5回1失点、4安打3四球7奪三振という見事なピッチングを披露した。
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 だが、この「1失点」が痛恨だった。0対0で迎えた5回裏だ。あっという間に2アウトを取った今永は、走者なしでパドレスの主砲マニー・マチャドと対峙。二度に渡ってファウルフライに打ち取ったが、なんとどちらもカイル・タッカー外野手とゲージ・ワークマン内野手がまさかの落球。するとカウント2-2から投じた9球目、147キロの直球を左中間スタンドに叩き込まれてしまったのだ。

 自責点ゼロが記録されたが、味方のエラーがなければ避けられた失点。米記者やメディアからは同情の声が寄せられ、『Larry Brown Sports』は「カブスが起こした今季もっとも恥ずかしい場面だ」と銘打った記事を掲載した。「あのホームランに関しては、まったくイマナガには同情せざるをえない。マチャドを何度も抑えるのに十分なプレーをしたのに、後方の守備が突然おバカになるのを目撃したのだから」と痛烈に論じている。
 
 それでも今永は試合後、「投げたボールはマチャド選手が一番捉えられるコースと高さ。投げてしまった自分のミスです」と殊勝に語り、「あのようなことが起きたときはチャンスと捉えないと。あそこを抑えて周りの信頼を得られる。僕はそのチャンスを逃した。次回は抑えて信頼を得たい」と続けた。 

 接戦を制したカブスは戦績を12勝8敗としてナ・リーグ中地区の首位を堅持。今永は今季ここまで5試合に登板して2勝1敗、防御率2.22をマークしている。奪三振21とWHIP 0.99はカブス投手陣でベストの数値だ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】今永昇太、味方の連続エラーから被弾するまでの一部始終
 
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