現地４月15日、2028年ロス五輪・パラリンピック組織委員会は、２大会ぶりに復活する野球競技をロサンゼルス・ドジャースの本拠地であるドジャースタジアムで開催することを発表した。1984年に行なわれた前回のロス五輪と同じく、栄えあるメイン会場に選ばれたのだ。
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　先だって行なわれる2026年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に関しては、覇権奪還を目論むアメリカ代表の主将にアーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）が指名され、ドミニカ共和国代表のフェルナンド・タティスJr（サンディエゴ・パドレス）も参戦を表明するなど、ここ数日だけでもMLBの大物たちが続々と高い関心を示している。日本代表もドジャースの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希を筆頭に、世界一に輝いた前回を凌ぐ史上最強メンバーの実現が期待されるところだ。一年後の五輪でもMLBのスーパースターたちが名を連ねる可能性は低くない。

　そんななか、会場にセレクトされたのが、日本のファンにもすっかり馴染みが深いドジャースタジアムだ。米メディア『Fansided』は「2028年五輪でドジャースタジアムは大谷翔平と日本代表のホームになるだろう」と銘打った記事を掲載した。
  　同メディアは「大谷はいまやあらゆるスポーツにおいてもっとも魅力的なアスリートだ。敵地での集客にも力を発揮しており、ボブルヘッド人形が提供されるホームゲームでは長蛇の列ができる。二刀流が復活すればさらに話題をさらうだろう」と前置き。「ドジャースタジアムが五輪開催会場に選ばれたという事実は、彼と日本代表の仲間たちが基本的にホームゲームのように戦えるということだ。大谷はどこへ行っても人気者だが、ドジャースタジアムでは年間81試合以上もプレーしている。彼の魅力は絶大なのだ」と続けた。

　一方で「ホームアドバンテージのようなものがあるとしても、日本が金メダルを獲る保証にはならない。２年前のWBC決勝でマイアミの大声援を受けたアメリカ代表は日本に敗れ去っている」と説明。そのうえで「MLBの名手たちが五輪出場を果たせばどれだけ素晴らしいだろうか。ドジャースタジアムはメイン会場として完璧だ。日本代表がその観衆からどのような後押しを受けるのか、見ものである」と記した。

構成●THE DIGEST編集部

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