ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が現地４月18日、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に今季５度目の先発登板。７回102球を投げ５安打10奪三振、無四球無失点の快投で勝利投手の権利を持って降板。防御率は１点台を切る驚異の0.93を記録した。
【動画】山本由伸が７回５安打10奪三振！19イニング連続無失点の無双

　山本は過去サイ・ヤング賞に２度輝き、トミー・ジョン手術からの完全復活を目指す右腕ジェイコブ・デグロムと初の先発対決となった。

　ドジャースが初回に産休制度で欠場した大谷翔平に代わる１番に入ったトミー・エドマンの先頭打者アーチで１点をまず先制。援護を受けた山本は二者連続空振り三振を奪うなど三者凡退に抑えた。２回は１アウトから５番ジョシュア・ヤングに左中間二塁打を浴びたが、後続をカーブ、スプリットで空振り三振に仕留めた。

　３回は連打で２死一、三塁とピンチを招くが３番ジョク・ピダーソンを123キロの緩いカーブでタイミングを外して一ゴロ。ピンチを切り抜ける。４回も得点圏に走者を背負ったものの、７番のジェーコブ・バーガーをスライダーで空振り三振。５回は８番ヨナ・ハイムを直球で空振り三振。この日８つ目の三振をマークするなど、日本人右腕はゼロを刻む。
  　６回を三者凡退に抑えた山本。今季最長となる７イニング目もマウンドに上がった右腕は先頭のヤングをフルカウントで追い込むと最後はカーブで空振り三振。続くハリスには右安打を打たれたが、７番バーガーをスライダーで三球三振。二盗を試みたハリスを捕手のウィル・スミスが刺して盗塁死。三振ゲッツーとなり、快投を続ける山本を救った。

　これで山本は前々回登板のフィラデルフィア・フィリーズ戦（現地４日）から19イニング連続無失点。ドジャースのエースが堂々たるピッチングでア・リーグ西地区首位を走る強敵をねじ伏せた。

　試合は７回まで終わりドジャースが１点をリード。このままチームが勝てば、山本に３勝目がつく。

構成●THE DIGEST編集部

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