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MLB

「エースのピッチング」山本由伸の無双投球にLA記者は激賞! 圧巻10K、リーグトップ防御率0.93の安定感に驚嘆

THE DIGEST編集部

2025.04.19

山本が無双ピッチング。先発5試合で防御率は驚異の0.93だ。(C)Getty Images

山本が無双ピッチング。先発5試合で防御率は驚異の0.93だ。(C)Getty Images

 ドジャースの背番号18が絶好調だ。

 現地4月18日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸がテキサス・レンジャーズ戦に今季5度目の先発登板。今季最長となる7回を投げ5安打無四球無失点。今季メジャー2度目となる10奪三振の無双ピッチングで3勝目を挙げた。防御率(0.93)がリーグトップに浮上した日本人右腕を米メディアは手放しで絶賛している。
【動画】19イニング連続無失点の衝撃…ド軍のエース山本由伸の奪三振ショー

 ドジャースのエースがア・リーグ西地区首位を走る強豪をねじ伏せた。山本は1点リードをもらった初回、二者連続三振を奪うなど快調な滑り出し。2回は5番ジョシュア・ヤングに二塁打を浴びたが、それ以外の3人はすべて空振り三振を奪う圧巻のパフォーマンスで仕留めた。

 4回1死では長打を打たれたヤングに対して91.3マイル(約146.9キロ)のスプリットで三振。5、6回も三者凡退に抑えた山本は1点リードのまま7回もマウンドへ。ダスティン・ハリスに右安打を打たれたが、7番ジェーコブ・バーガーをスライダーで三球三振。スタートを切ったハリスを捕手のウィル・スミスが盗塁死とし、三振ゲッツーで切り抜けた。後を受けたブルペン陣も日本人右腕の活躍に応え、勝利を手にした。

 要所を抑える投球でレンジャーズ打線を封じ込めた山本についてドジャース専門メディア『Dodger Insider』は、その投球内容を激賞。「ヤマモトはメジャー自己最多タイの10奪三振を記録。102球のうち68球がストライク、20球で空振りを奪った。これも自己最多だ」と今季のベストパフォーマンスに認定した。
 
 カリフォルニア州の日刊紙『Orange County Register』のビル・プランケット記者は「ヨシノブ・ヤマモトはアメリカの地を踏んで以来、エースのような報酬を得てきた。今、彼はエースのようなピッチングを見せている」と記し、メジャー2年目での凄まじい進化に驚きを隠せない。

 さらに、過去サイ・ヤング賞に2度輝いた右腕ジェイコブ・デグロム(7回3安打1失点)に投げ勝ったことも高く評価。「デグロムは初回にトミー・エドマンに投じた高めの速球をホームランにされてしまい、それが唯一のミスだった。一方のヤマモトは、自分を苦しめるようなミスはしなかった。彼はレンジャーズの打者7人のうち5人を三振に打ち取り、5回までに8つの三振を奪った。レンジャーズはスプリッターに17球中7球、カーブは14球中6球も空振りを喫した。スライダーも8球投げて空振り5回、見逃しは3回だ」と言及するほど、山本の多彩な投球術がレンジャーズを翻弄したと称えた。

 同氏は続けて、「レンジャーズ戦の先発は、ヤマモトにとって飛躍的なものではない。彼はシーズンを通してこのレベルの投球を続けている」と主張。ドジャース投手陣のなかで抜群の安定感を誇る右腕に唸った。

 MLB公式サイトでも大きな注目を集めた山本の無双投球は、米メディアから早くもサイ・ヤング賞候補に推されている。時期尚早ではあるものの、周囲がそれを期待してしまうほど、衝撃的なピッチングだったことは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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