“韓国の至宝”が猛アピールだ。現地５月５日、今季からロサンゼルス・ドジャースに加入したキム・ヘソンは、敵地マイマミ・マーリンズ戦に「９番・二塁」で先発出場し、４打数２安打１打点、１得点、１盗塁でチームの勝利に貢献。メジャー初先発の試合で一気に初安打、初マルチ安打、初打点、初得点をマークしており、この活躍ぶりに指揮官も高い評価を下している。

　５回先頭の第２打席でマーリンズの先発右腕サンディ・アルカンタラから左前打を放ち、記念すべきメジャー初ヒットを記録した韓国出身の26歳は、その直後に二盗を決めると、大谷翔平の右越え９号２ランでホームに生還。さらに６回２死一、二塁の第３打席では左前への適時打をマークし、これがメジャー初打点となった。

　試合後、ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は新戦力の活躍ぶりを絶賛した。地元放送局『Sports Net LA』が会見映像を公開しており、指揮官は前日のアトランタ・ブレーブス戦で見せた果敢な走塁にも触れつつ、「本当に素晴らしい。塁上でのプレーは、彼の恐れ知らずなところを表わしていると思う」と称賛している。

【動画】キム・ヘソンのメジャー初安打、大谷翔平から受けた祝福
  「エキサイティングだし、彼はチームに活気を与えてくれた。みんなキム・ヘソンが大好きなんだ」と続けているロバーツ監督は早くからチームに溶け込んだ理由について、「彼の謙虚さだと思う」とし、「みんな彼の誠実さを評価していると思う。本当にナイスガイで爽やかだ」と口にした。

　早くもメジャーの舞台で輝きを放つキム・ヘソンは、今後どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。メジャーの挑戦はまだ始まったばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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