専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

山本由伸と佐々木朗希が中5日登板へ「ほかの選択肢が残されていない」 ドジャース苦渋の決断を米メディアは懸念「ヤマモトは昨季も…」

THE DIGEST編集部

2025.05.07

今後は中5日で登板する予定の山本(左)と佐々木(右)。(C)Getty Images

今後は中5日で登板する予定の山本(左)と佐々木(右)。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは今季も先発陣に故障者が相次ぎ、シーズン序盤にして先発ローテーションの登板日程の大幅な見直しを余儀なくされている。デーブ・ロバーツ監督が山本由伸、佐々木朗希に対して、今後は中6日から中5日で登板させる方針を伝えたようだ。

 開幕ローテーションに名を連ねていたブレイク・スネル、タイラー・グラスノーが現時点で負傷者リスト(IL)に入っており、クレイトン・カーショウら調整を続ける先発候補もまだ復帰の目途が立っていない。山本、佐々木は開幕以降、主に中6日での先発を続けてきたが、ここからは登板間隔が1日縮まるという。

 日本人投手の中5日起用については、指揮官も以前から構想を語っていた。しかし、実際には故障者続出という緊急事態への対策であり、両投手の登板期間短縮には米国内でも懸念の声が挙がっている。

 米メディア『Dodgers Way』は現地5月5日の記事で、登板間隔を縮めるドジャースの方針に異議を唱えた。「登板間隔を空けても、結局これだけの故障者が出ている以上、ヤマモトの登板間隔を詰めれば、ほかの投手と同じように故障リスクが高まるのではないか。心配の声が出るのは当然だ。彼は昨シーズンも三頭筋の負傷で約3か月間離脱している」と主張。山本のコンディション面を不安視した。

【画像】MLB2025シーズンに躍動するサムライたちを一挙紹介!
 
 しかし、「ドジャースには今や他の選択肢が残されていないのも事実で、ヤマモトは現状の投手陣のなかでは最も故障を心配しなくていい投手とも言える」と台所事情の厳しさを指摘する。佐々木についても、「まだメジャーに来たばかりで、ヤマモト以上に中5日登板に慣れていない」と評している。

 加えて他の投手にも言及し、「ダスティン・メイとトニー・ゴンソリンはどちらも大手術からの復帰途中だ。カーショウが戻ってくれば、そこには年齢と手術歴という別のハードルが待っている」として、いずれも万全な状態でのピッチングがままならないと説いている。

 そのうえで、あらためてエースの山本にかかる負担が大きいと見通しながら、「ファンが疲労や故障を心配するのは当然だが、今のドジャースにとって、そうした懸念を無視してでも彼に頼るしかないのが現状なのである」と綴っている。

 すでに先発の駒不足が顕著になってきているドジャースは、今後も怪我のリスクと隣り合わせの戦いが続くことになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「なぜ、みんな怪我するのか」投手陣やエドマンに続き、主砲T・ヘルナンデスも故障離脱? 負傷交代→MRI検査へ「深刻な症状ではないことを祈りたい」と地元メディア

【記事】「大谷翔平は誰よりも温かく祝福」初先発のキム・ヘソンが2安打、1打点、1盗塁「すべてをやってのけた」大活躍に韓国メディア沸騰

【記事】大谷翔平がキム・ヘソンに称賛惜しまず。ド軍専門メディア「メジャーに留めたいと思ってるのは明らか」

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号