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「エドマンが復帰すれば、キム・ヘソンとアウトマンのどちらかが3Aに降格」生き残り賭けたチーム内競争に米注目

THE DIGEST編集部

2025.05.08

エドマンが復帰した際、キム・ヘソン(左)とアウトマン(右)のどちらかがマイナーに降格すると報じられている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのチーム内競争が注目を集めている。現地5月3日、右足首の炎症で負傷者リスト(IL)に入ったトミー・エドマンに代わり、傘下3Aからキム・ヘソンが昇格。さらに6日には主砲テオスカー・ヘルナンデスが左股関節痛でIL入りし、ジェームズ・アウトマンが昇格した。

 エドマンとT・ヘルナンデスはそれぞれ10日間のIL入りとなっているが、前者は最短での復帰が有力視されている一方、後者の復帰時期は未定。デーブ・ロバーツ監督はT・ヘルナンデスについて、「少し心配だ。復帰時期は不明で、数週間はかかるかもしれない。しばらくは活動できない」と語っているほどだ。

 こうした状況のなか、エドマンが近々復帰した際には、キム・ヘソンとアウトマンのどちらかが3Aに逆戻りすると予想されている。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、まさにこの両者のチーム内競争に注目した。

「ドジャースはエドマンにテオスカーと、影響力のある打者2人を失った。エドマンが早期復帰すると予想されていることから、昇格してきたキム・ヘソンとアウトマンのどちらかが、すぐ3Aに降格するだろう。2人の選手の間に、生き残りを賭けた争いが生じている」

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 ひと足先に昇格したキム・ヘソンは、初戦となった3日のアトランタ・ブレーブス戦に9回の守備で登場。2戦目は9回に代走として出場し、盗塁を決めている。初スタメンとなった3戦目(マイアミ・マーリンズ戦)は4打数2安打、1打点、1得点、1盗塁と活躍して勝利に貢献し、4戦目もスタメンに選ばれて4打数1安打、1得点と結果を出した。

 一方のアウトマンは昇格初戦のマーリンズ戦に「8番・中堅」でスタメン出場。しかし、3打数無安打、3三振と課題の三振の多さが顕著に表われた。同メディアも「キム・ヘソンは好印象を残したが、アウトマンはメジャーで過去に何度もチャンスを掴みながら活かせなかった。今シーズンのデビュー戦となったマーリンズ戦も同様だ」と伝えた。

 エドマンが復帰するまでの間、はたして両者はどのようなパフォーマンスをロバーツ監督に見せるのか。キム・ヘソンとアウトマンの生き残りを賭けたプレーに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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