ロサンゼルス・ドジャースのエース、ブレイク・ネルの回復具合が思わしくないようだ。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』は、現地５月12日の記事で負傷者情報をアップデートし、スネルの長期欠場の可能性を示唆した。

「スネルとタイラー・グラスノーはいずれも肩の炎症で負傷者リスト（IL）入りし、戦列を離れている。両投手とも先週末に投球を再開する予定だったが、実際に投球できたのはグラスノーだけだった。スネルは肩の痛みが長引いたため、キャッチボールができなかった」

　スネルとグラスノーは、現地12日にチームドクターのニール・エラトロッシュ医師の診察を受ける予定だ。グラスノーは先週末に投球練習を再開しており、肩の炎症は順調に回復しているようだが、スネルのケースは不透明な状況だという。

「スネルの投球再開が延期されたのは２度目。一時はブルペン投球まで進んだが、左肩の痛みのため、２度目のブルペンを中止して、最終的に痛み止めの注射を受けた。最初のMRI検査ではスネルの左肩に構造的な損傷は見られなかった。追加検査でも健全だと確認された。それでも診断によっては、長期欠場に直面する可能性がある」

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  　同じく負傷者リスト入りしているリリーフのエバン・フィリップス、野手トミー・エドマンの状態も芳しくない。米誌『Sports Illustrated』は５月12日、「フィリップス右肘の炎症で数週間の欠場となる。MRI検査の結果、負傷は当初予想されていたよりも重症だと判明した」と報じた。

　エドマンについても、「当初は短期的な離脱と思われていたが、少なくともあと数日間は試合に出場できない状態が続く。当初は５月10日に復帰予定だったが、現状、復帰のスケジュールは不透明になっている。デーブ・ロバーツ監督も"少し時間がかかりそうだ"と語ってた」という状況だ。

　野手陣では、テオスカー・ヘルナンデスも左内転筋損傷で離脱中。傘下3Aオクラホマシティ・コメッツからキム・ヘソンやジェームズ・アウトマンを昇格させて、急場をしのいでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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