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勢いが加速する大谷翔平。絶好調の5月、進化する打棒を表すMVP級の超異次元スタッツ「1.369」

THE DIGEST編集部

2025.05.16

大谷は今季初の1試合2本塁打。5月は異次元のスタッツを叩き出している。(C)Getty Images

 飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 現地5月15日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が本拠地でのアスレティックス戦に1番・指名打者でスタメン出場し、2試合連発となる14号3ラン、さらにリーグトップに並ぶ15号2ランを放つなど2安打6打点の大活躍。偉才の打棒が爆発し、チームを19-2の大勝に導いた。
【動画】もう止まらない!! 大谷翔平が今季初の2戦連発!14号3ラン、15号2ラン

 ドジャー・スタジアムが揺れるほど衝撃の大暴れだ。大谷は第2打席で犠飛を放ち打点1を稼ぐと、7対2で迎えた3回1死一、二塁の場面で外角にきたチェンジアップを逆らわずに捉える。左中間フェンスを越える3ランをぶち込んだ。

 大谷の勢いはなおも続く。ドジャース打線がつながり、13対2と大量リードした4回1死一塁で、早くも大谷に第4打席が回ってくる。相手右腕ジェーソン・アレクサンダーが投じた5球目のシンカーを完璧に振り抜くと、打球はセンターバックスクリーンに一直線。今季初となる2戦連発にファンは大興奮だった。
 
 終わってみれば2本塁打6打点と大暴れだった大谷。打率は.310、28打点に積み上げ、15本塁打はリーグトップタイに浮上。出塁率と長打率を合わせたOPSは1.082で、チームメイトのフレディ・フリーマン(1.132)に次ぐリーグ2位につけた。

 さらに驚異的なのは5月の打撃スタッツだ。同3日のアトランタ・ブレーブス戦で8号ソロ弾を含む4打数3安打の猛打賞を皮切りに打撃が急上昇。13試合で19安打、18打点、8本塁打で打率.358、出塁率.444、長打率.925をマーク。数値が高いほど優れた打者と評価されるOPSは、なんと「1.369」を記録。0.800以上であれば一流打者と見なされ、0.900以上であればオールスター級、1.000を超えるとMVP級の活躍と評価されるなかで、まさに超異次元の数字を叩き出している。

 大谷は試合後、NHKのインタビューで「本当に1打席1打席、自分のいい打席を送れていればいいと思っている。それは最初から今日まで変わってないですし、いい打席のクオリティを少しでも上げながら終盤にもっともっと良い状態にもっていければと思っています」と話し、言葉に力を込めた。

 昨シーズンはMLB史上初となる「50本塁打-50盗塁」を達成し、最終的には打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁まで記録を伸ばして本塁打王と打点王の2冠を獲得。文句なしで3度目のリーグMVPに輝いた。

 ファンの期待に応えるように、大谷の打棒はますます進化している。

構成●THE DIGEST編集部

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