現地５月18日、ロサンゼルス・ドジャースがトミー・エドマンの復帰と、クリス・テイラーの自由契約を発表した。米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者は、「ドジャースは、ファンのお気に入り選手を容赦なく切り落とした」と悲痛の声を挙げた。

　34歳のテイラーは、オールスター出場、優勝決定シリーズMVP、そして２度のワールドシリーズ制覇と、おもにドジャースでキャリアを積んできた。数々の印象的なプレーで、ドジャースファンから永遠に愛される選手であり続けると言われている。

「たとえファンのお気に入りの選手だったとしても、ドジャースは勝つために何でもするつもりだ。テイラーはかつてドジャースの主力だったが、オールスターに初出場した2021年後の３シーズンでOPS.684にとどまるなど、近年はワールドシリーズ制覇を目指すチームでロースター入りを果たすほどの成績を残していない」

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  　今シーズンのテイラーは出場28試合で、打率.200、出塁率.200、長打率.257と低迷。内外野を守れるユーティリティー性があるものの、3Aから昇格した打撃好調のキム・ヘソンに取って代わられた。

「テイラーのような選手を手放すのは、やはりつらい。ドジャースで多くの功績を残してきたにもかかわらず、今年はチームに貢献することができなかった。願わくば他球団がチャンスを与えてくれることを願う。これまでの実績と万能性を考えれば、きっと契約先が見つかるだろう」

　ドジャースで２度のワールドシリーズ制覇を経験したテイラーは今後、どのようなキャリアを歩むのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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