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「マルテの一発、バーンズのQSでもドジャースに勝てなかった」Dバックス記者陣が消沈「勝てた試合を落とした」

THE DIGEST編集部

2025.05.22

ダイヤモンドバックスの先発バーンズが、T・ヘルナンデスに逆転3ラン本塁打を打たれた。(C)Getty Images

 現地5月21日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスがロサンゼルス・ドジャースに1対3で敗れ、敵地でのドジャース3連戦を1勝2敗で負け越した。

 3連戦の初戦は3回までに7点を奪って9対5で勝利。2戦目はドジャースの山本由伸に7回1安打と抑え込まれた。山本が降板した後、9回に同点に追いつき、延長10回に逆転したものの、最後はサヨナラ負けを喫している。

 迎えた3戦目はエースのコービン・バーンズが登板。初回から4回途中まで11人連続で抑え込み、5回までフレディ・フリーマンの安打、マックス・マンシーに与えた四球と2人の走者しか許さない圧巻の投球を披露した。

 ケテル・マルテのソロ本塁打で1対0とリードしたダイヤモンドバックスだったが、6回に落とし穴が待っていた。「いくつか悪い球があった」とバーンズが振り返ったように、9番ミゲル・ロハスに内野安打、2番ムーキー・ベッツに左前打を打たれて一、二塁。3番フリーマンを空振り三振に抑えて2死としたが、4番テオスカー・ヘルナンデスに3ラン本塁打を打たれてしまった。

「6回に、いくつかのミスが重なった。最終的にテオスカーへの投球が一番の失投になってしまった」とエースが説明したように、カウント1ー2から外角低めを狙ったスライダーが真ん中に入ってしまった。

【動画】バーンズが悔やんだT・ヘルナンデスへの失投
 
 米誌『Sports Illustrated』でダイヤモンドバックスを担当するマイケル・マクダーモット記者は、「マルテの本塁打と、バーンズのクオリティースタート(先発投手が6回以上を投げて自責3点以内)でも、ドジャースに勝てなかった」と失望をあらわにした。

 地元メディア『Arizona Sports』のアレックス・ワイナー記者は、「同地区のライバルと7戦して3勝4敗。3連戦の最終戦に接戦を繰り広げたが、勝てた試合を落としてしまった」と消沈している。

 ワイナー記者は続けて、「バーンズは7回を投げて、自責点3、8奪三振と好投。T・ヘルナンデスに本塁打を打たれるまで、無失点イニング数を21に伸ばしていた。カーブが圧倒的だった。11回のスイングで9回の空振りを誘い、6回の三振をこのカーブで記録した。逆転された7回以降、わずか2安打しか打てなかった。攻撃力の欠如が響いてしまった」と伝えた。

 エースのバーンズで敗れたダイヤモンドバックスは、26勝24敗でナ・リーグ西地区の4位。1位のドジャース(31勝19敗)、2位のサンフランシスコ・ジャイアンツ(29勝21敗)、3位のサンディエゴ・パドレス(27勝20敗)の背中を追っている(5位は8勝41敗のコロラド・ロッキーズ)。

構成●THE DIGEST編集部

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