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「佐々木朗希の“ブーム”が短期間で終わるかも…」右肩の怪我をLAメディア不安視「新たな症状が表面化している事実は、いい兆候とはいえない」

THE DIGEST編集部

2025.05.25

右肩の怪我で負傷者リスト入りしている佐々木。(C)Getty Images

 佐々木朗希の右肩を、ロサンゼルス・ドジャースの専門メディア『Dodgers Way』が不安視している。

 記事を執筆したエマ・リンガン記者は、「期待のルーキーは、残念な展開を迎えている。球速が100マイル(約160.9キロ)から90マイル台前半(約146.4~151.2キロ)に低下していたなか、肩の関節付近に痛みが生じるインピンジメントで負傷者リスト(IL)入り。ドジャースが怪我がちの佐々木を獲得する価値はあったと思うが、離脱は長期にわたってしまうのか?」と疑問を呈した。

「ドジャースは昨冬、熾烈な佐々木の争奪戦を制した。しかし、その代償は大きかったかもしれない。肩の負傷が慢性化するほど深刻であれば、球団が当初に期待していたような長期的なエースになれない可能性がある」

 リンガン記者は、米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者がポッドキャスト番組『Foul Territory』で語った内容を引用。アルダヤ記者は、「佐々木の肩は、慢性的な症状なのか? 安静にしていれば治るものなのか? 投球スタイルが肩の怪我につながり、球速が元に戻らない可能性はあるのか? 昨年に同じ怪我をしていた点は、懸念事項だ」と語っていた。

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「ドジャースは間違いなく、肩の状況を知っていた。それでも獲得したのは長期的な活躍を期待しているからだ。昨年は回復して投球できるようになったが、新たな症状が表面化している事実は、いい兆候とはいえない」

 このように記したリンガン記者は、「もちろん、佐々木の獲得を批判しているわけではない」と断りながらも、「この1年、球界を席巻した"佐々木ブーム"が短期間で終わるかもしれない。復帰が大幅に遅れる可能性が現実味を帯びている」と肩の状態を心配した。

構成●THE DIGEST編集部

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