“投手”大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）が進化を遂げたようだ。

　2023年９月に右肘靭帯の手術をした大谷は、昨シーズン投手を封印し、打者に専念。今季中での“投手”復帰を目指し、リハビリを続けてきた。当初は現地５月24日に予定していた実戦形式の練習だが、前日の試合が延長13回の死闘となったため、１日延期となった。

【動画】「変化球というより魔球」と話題！大谷のえげつない球

　そして25日のニューヨーク・メッツ戦前、ライブBPに登板。打者との対戦は、おととし８月23日のシンシナティ・レッズ戦以来、実に641日ぶりとなった。

　マウンドで打者５人を迎えると、ストレートは最速156キロを計測。全22球を投じ、被安打１、与四球１、２奪三振とまずまずの滑り出しをみせ、最後には明るい爽やかな表情でブルペン捕手と握手を交わした。
  　なかでも大谷が好感触を得た変化球がある。右打者の内角へ大きく食い込むツーシームだ。打者のバットが空を斬るだけでなく、ブルペン捕手をも翻弄する曲がりが大きい変化球だった。三振を奪った後、喜びを爆発させた背番号17は、マウンド上で思わずガッツポーズを披露した。

　MLB公式が同シーンをSNSに掲載すると、大きな反響を呼んだ。「エゲつない変化球を投げる！」「ピンポン玉？」「えぐいっすね…」「逆スイーパーやん」「変化球というより魔球」「いや、パワプロすぎやろ」「曲がりすぎてキャッチャーが捕れないレベル…」と驚きの声が多く上がっている。

　投手復帰に向け、また一歩大きく前進した31歳右腕。再び“リアル二刀流”で戦う姿に期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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