ロサンゼルス・ドジャースの韓国人ルーキーの４試合連続スタメン落ちに、母国メディアが怒りを露わにしている。

　現地５月３日にトミー・エドマンの負傷により代役としてメジャー昇格を果たしたキム・ヘソン。２日後のマイアミ・マーリンズ戦で初スタメンを飾ると、２安打１打点１盗塁と大活躍。足の速さと打撃の安定性で猛アピールに成功し、エドマン復帰後もメジャー残留となった。

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　20日、ドジャースを指揮するデーブ・ロバーツ監督は、エドマン、テオスカー・ヘルナンデスの休養日にキム・ヘソンを起用する戦略を、地元メディア『Dodger Blue』で明かし、「おそらく週に３～４回は彼（キム・ヘソン）を先発で起用し、試合の途中からも出場させることになる」と話していた。

　だが、20日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦以来、スタートリストに彼の名前はなかった。25日のニューヨーク・メッツ戦もベンチから仲間に声援を送ったものの、チームは１対３で敗れた。
  　ここまで38打数15安打、１本塁打、５打点、４盗塁、打率.452、出塁率.395、OPS.925と好記録を残すキム・ヘソン。母国メディア『sportal korea』は、ドジャースの起用法に納得がいかないようで、「『週に３～４回は先発』と言っていたのに？ 打率.395のキム・ヘソンがまたいない。メッツ戦もベンチスタート“４試合連続”」と不満を綴っている。

　また同国『xportsnews』は、「キム・ヘソンは、ベンチからチームの敗北を見守った。４試合連続で先発ラインナップに名前を連ねることができず、無念でならない」と報じたうえで、「キム・ヘソンは24日にメッツ相手に代打で出場し、ヒットを記録。だが２日連続で試合に出場できなかった。偶然にもドジャースはこの２試合を落とした」と、皮肉たっぷりに伝えた。

　そして「MLBに昇格して以降、限られた出場機会で、着実に存在感を残している」と韓国の至宝をフォローした。

構成●THE DIGEST編集部

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