シカゴ・カブスの“PCA”ことピート・クロウ＝アームストロングは、今季66試合に出場し、打率.276、17本塁打、55打点、50得点、OPS.866（出塁率.310、長打率.556）の好成績をマーク。PCAの快進撃に米メディア『Sports Illustrated』はバリー・ボンズ以来の歴史的快挙を成し遂げる可能性を報じた。
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　同メディアはPCAについて、「注目すべき男」と紹介し、ここまでの成績を振り返った上で「現在の成績を見れば、彼はナ・リーグのオールスター選出にとどまらず、スタメンでの出場に値するパフォーマンスを見せている」と絶賛した。

　スタッツを見ても、PCAの活躍ぶりは一目瞭然だ。記事では「OPS+146（攻撃力を表わす指標。平均はOPS+100）を記録し、Baseball-Reference（米野球データサイト）とFanGraphsの両サイトにおいて、ナ・リーグのWAR（打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価した数値）でトップに立っている」と強調。さらに、こう続けた。
  「このWARの高さは、打撃力だけでなく、走塁・守備でも圧倒的な貢献をしていることが大きい。盗塁は24回中21回成功、守備でも『プラチナグラブ賞』（守備の名手ゴールドグラブ賞受賞者の中でも最高の選手に贈られる賞）の有力候補とされるほどの実力を誇る」

　また、同メディアは「2025年に（ナ・リーグで）『驚異の10WAR超え』を達成し、バリー・ボンズが2004年に記録して以来の歴史的快挙を成し遂げる可能性がある」とも伝えており、大きな期待を寄せている。

　バリー・ボンズの記録と並べて語られるほど、今季は飛び抜けたパフォーマンスを見せているクロウ＝アームストロング。今後のプレーからも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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