ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の投手復帰に向けた準備状況と見通しについて、現地６月13日（日本時間14日）、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が報じた。
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　順調に調整が進んでいる大谷について、ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは、「オオタニがマウンドに上がるまでにどれだけの準備が必要か議論が続いている」と明かし、さらに「（投球数が）44球に近づいて、60～70球を投げられる状態になれば、実戦登板の準備が整ったと見なせる」と自身の見解を述べ、こう続けた。

「なぜなら、そこまで来れば、彼が実戦で少なくとも複数イニングを投げきれるだけの投球力を持っていることが分かるからだ」

　また、同メディアは「マウンド復帰直後は２～３イニングを目安にし、後続の投手がリリーフ的に“ピギーバック”（２人の先発投手で試合をつくる）で登板するプランも想定されているとのこと」と報道。大谷の起用法について、デーブ・ロバーツ監督も以下のように語っている。
  「大谷が投げてくれるイニング数がどんなに少なくても、今の我々にとっては大きな戦力だ」

　ドジャースは現在14人の投手が故障者リスト（IL）に入るなど、依然として厳しい状況が続いているが、大谷の登板時期については「投手陣の状態とは関係なく、あくまで本人の調整進捗が最優先とされている」と同メディアは伝えている。また復帰時期についても次のように見解を示した。

「７月下旬か８月上旬にドジャースで投手デビューを果たす可能性が高いと予想されている」

　大谷の投手復帰が近づく中、球界全体の期待も日に日に高まっている。今後もその動向に注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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