現地６月13日（日本時間14日）、米スポーツメディア『Sports Illustrated』は、ア・リーグ東地区のタンパベイ・レイズが、トレード補強候補としてロサンゼルス・ドジャースの有望株ダルトン・ラッシング捕手に興味を示していると報じた。

　同メディアは、レイズの正捕手、ダニー・ジャンセンが不振のため、５月末にシカゴ・ホワイトソックスとのトレードで捕手マット・タイスを獲得したが、期待通りの働きを見せていないことを指摘。その上で、このような噂が広がっていることを伝えた。

「そのなかで注目されているのが、ドジャースの若手有望株ラッシングだ」

　レイズの補強候補として名前が挙がった23歳のラッシングは今季11試合に出場し、打率.194、１本塁打、７打点の成績をマーク。思うように出場機会に恵まれていないが、同メディは「傘下３Aオクラホマシティでは、打率.308、出塁率.424、OPS.938をマークと打撃力の高さを証明。31試合で33安打を放つなど、打撃面での伸びしろは十分だ」と綴り、期待している。

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  　またレイズのラッシング獲得について、同メディアは「ドジャースはラッシングを球団No.１プロスペクトと評価しているため、トレード成立にはそれなりの見返りが必要とされる」と記述。そのため、こうトレード案を予想した。

「もしレイズがラッシング獲得に本気ならば、今季好調の救援右腕ピート・フェアバンクスや先発ザック・リッテルらを交換要員として差し出す必要があるかもしれない」

　同メディアは、ドジャースがラッシングを高く評価していると強調し「スター選手との交換でなければ難しい」とも主張している。

　レイズが再建を見据えるなか、23歳のラッシングは正捕手候補として魅力的な存在と見られている。今後のトレード市場での動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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