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右太腿負傷でIL入りの千賀滉大、“最も軽度”の診断に安堵の声も…現地メディアはエース離脱の先発陣を危惧 「穴を埋めるのは簡単ではない」

THE DIGEST編集部

2025.06.14

幸い軽度の負傷と診断されたものの、離脱を余儀なくされた千賀。(C)Getty Images

 ニューヨーク・メッツは千賀滉大が現地時間6月12日のワシントン・ナショナルズ戦で右太腿を痛めたことで、15日間の負傷者リスト(IL)入りとなったことを発表した。また、13日の午後に行なったMRI検査の結果として、千賀の右太腿の負傷が「グレード1」と診断され最も軽い症状だったと、カルロス・メンドーサ監督より伝えられている。

 ナショナルズ戦6回表、千賀が一塁ベースカバー時に高めに浮いた送球をジャンプして捕球、右足でベース上に着地した直後に表情を歪め、グラウンドに倒れ込んだ。その場で応急処置を受けた後、千賀はベンチに退くことに。この日も5回2/3を被安打1、無失点と好投し、結果的に7勝目も手にしたものの、今後へ不安を残すアクシデントとなった。

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 そのなかで、試合後での検査結果を受けメンドーサ監督が、「比較的、良いニュースだ」と語った内容が、メジャー公式サイト『MLB.com』において紹介されている。負傷の度合が軽度であり、2週間の休養後を見通し、「症状がなくなれば、再び起用できるだろう」とも指揮官は述べている。

 千賀の負傷についてメンドーサ監督からはひとまず、安堵の声が聞こえた。だが、"エース級"とも評された日本人右腕が戦列を離れることに変わりはない。千賀は今季、開幕から順調に白星を重ね防御率も1点台でリーグトップの数字を記録するなど、高いパフォーマンスを続けていた。地区首位を走るメッツの先発陣の柱が抜ける事態は、大きな痛手に他ならない。

 現地メディアも、好調を維持していたメッツ投手陣の今後を危惧している。メンドーサ監督のコメントを伝えた『MLB.com』では、千賀の負傷離脱により、「メッツの先発ローテーションの層が試されている」と見解を示しているほか、負傷箇所の回復の状況次第では、「センガがローテーションに戻るまで1か月以上かかる可能性もある」などと指摘する。

 他にも、米スポーツサイト『CLUTCH POINTS』も千賀のIL入りについて報じながら、「センガの穴を埋めるのは簡単ではない。センガはリーグでもトップクラスの先発投手の1人であり、その不在は大きい」などと訴えている。

 軽度の症状との診断結果が伝えられた千賀の復帰は、果たしてどのタイミングとなるのか。昨季に続いてのプレーオフ進出のためにも、メッツは前半戦にして大きな踏ん張りどころを迎えている。

構成●THE DIGEST編集部

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