現地６月15日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に５対４で競り勝ち、首位攻防３連戦を２勝１敗で勝ち越した。１番・指名打者で先発出場した大谷翔平は３打数３安打（四球）の猛打賞。２戦連発は出なかったが、打率を.297に上げている。
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　前日に24、25号を放ち、メジャー通算250号を放った大谷。初回の第１打席は相手先発ショーン・ジェレの初球シンカーを捉えると、打球は二遊間を抜ける右前打。このヒットを足がかりにドジャースは１死満塁の好機を演出すると、５番アンディー・パヘスがきっちり右犠飛を打ち上げ、大谷が今季72得点目となる先制のホームを踏んだ。

　ドジャースは２回に９番トミー・エドマンの10号ソロ弾で２点目。そのあと大谷の第２打席は敬遠気味の四球で出塁したが、ムーキー・ベッツが空振り三振に倒れた。

　４回にドジャース先発ダスディン・メイが２死からヒットと死球で一、二塁のピンチを招くとクリスチャン・コフとイ・ジョンフに連続タイムリーを浴び、２対３と逆転を許してしまう。

　１点ビハインドの５回、先頭で迎えた第３打席は２番手左腕ルケーシーと対峙。この打席も積極的に初球からバットを振りにいき、甘く入ったカーブを左前に運んだ。そのあと２死二、三塁に広げ、パヘスが３番手右腕のライアン・ウォーカーから逆転の３ランを放った。大谷はこれで今季73得点目に到達。メジャー最多を独走している。
  　２点リードのまま迎えた７回の第４打席はカウント1-1から内角のシンカーを打ち損じ。一塁手前へのボテボテの当たりだったが俊足を生かしてこれが内野安打となり、この日３本目のヒットをマークした。

　ドジャースは８回にダニエル・ジョンソンのソロ弾で１点差に詰め寄られたが、守護神タナー・スコットが９回に登板。左腕は圧巻の３者連続三振に斬って取り今季13セーブ目を挙げ、ドジャースはナ・リーグ西地区首位をガッチリキープした。

構成●THE DIGEST編集部

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