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MLB

大谷翔平の投手復帰、舞台裏を米メディア解説「一気にプロセスが加速した」「実質的にリハビリの継続」二刀流の方が「身体的な負担が少ない」

THE DIGEST編集部

2025.06.17

現地16日のパドレス戦で先発復帰する大谷。(C)Getty Images

現地16日のパドレス戦で先発復帰する大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、現地6月16日に行なわれるサンディエゴ・パドレス戦で先発復帰する。リハビリを続けていた大谷は、オールスター前後での投手復帰が濃厚とされてきたが、約1か月も前倒しとなる6月16日のマウンド復帰が実現した。それではなぜ、早期復帰が実現したのか。その舞台裏を米放送局『ESPN』が解説した。

 同メディアが決定的要因と指摘したのが、6月10日のパドレス戦前に行なわれたライブBPだった。「わずか1週間前まで、大谷はオールスターブレイク後、もしくは8月までローテーションに復帰しない見込みだった。しかし10日の午後、サンディエゴで3イニング想定のライブBPで44球を投げたことで、プロセスが一気に加速した」という。

「その時のライブBPでマイナーリーガーを相手に6奪三振を奪うなど、大谷は投手能力をはっきりと示した。また、大谷は二刀流登録であり、ロースター上の追加投手としてカウントされるため、投手陣に柔軟性をもたらす。さらにシミュレーションゲームは大谷の身体に大きな負担をかけ、ドジャースの指名打者として出場するにはクールダウン後にふたたび調整する必要があった。チームと大谷の考えに詳しい情報筋によると、投球と打撃を同時に行なう二刀流の方が、身体的な負担がより少ないと最終的に判断された」

 つまり、ライブBPで状態を上げていくよりも、二刀流プレーヤーとして試合に出場した方がいいという判断だったようだ。こうした感覚を大谷がチームに説明したことで、突然の投手復帰が実現した。

【動画】大谷の投手復帰を決定付けたライブBP
 
 デーブ・ロバーツ監督は、「ショウヘイが私たちに、そう伝えてくれた。彼はすでにメジャーの試合で投球する準備ができている。私たちにとってはいいことだ」と説明。「何であれ、彼は過程を終えたようなものだ。話し合いをして、彼は自信を持っている。もう行くべき時だと思った」と大谷の投手復帰を決断した。

 同メディアは、「大谷は尺骨側副靭帯の2度目の手術から21か月が経過。今回の登板では1イニングか、場合によっては2イニングを投げる見込みだ。実質的にリハビリの継続となる」と見通し。今後、大谷は週1のペースで短いイニングの登板を重ねていくという。

 いよいよ、大谷がドジャースで初めて二刀流を披露する。はたして投打でどのようなプレーを見せてくれるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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