ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地６月16日、本拠地でのサンディエゴ・パドレス戦に「１番・投手兼DH」として先発登板。663日ぶりのマウンドとなった投手・大谷は初回28球を投げ、被安打２、１失点で降板した。打撃では、２本のタイムリーを放ち、４打数２安打２打点をマーク。チームの６対３での逆転勝利に貢献した。

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　663日ぶりの復帰登板を果たした大谷。打者での第１打席は、相手エース右腕ディラン・シースに対し、空振り三振に打ち取られたが、1点ビハインドで迎えた３回の第２打席、２死二塁の場面で大谷はシースから左中間を破る適時二塁打を放ち、１-１の同点とした。

　さらに逆転に成功して３点リードで迎えた４回の第３打席では、２死一、二塁の場面で再びシースからライト前への適時打を放った。大谷は２打点をマークした。第４打席は三振、第５打席は四球で出塁した。
  　試合は初回に大谷が先制点を許したものの、３回に大谷の同点打で追いついたドジャースが４回に一挙５点を挙げて試合を優位に進める。結局、ドジャースが小刻みな継投で６対３で勝利した。

　試合後、大谷は「嬉しい気持ちと（投手として）戻ってこれて、いろんな方々の支えがあって復帰できたので、そうした方々への感謝の気持ちですね」と周囲への感謝を語ると、復帰登板を振り返り、「結果的にいまいちでしたけど、自分の中でいいイメージをもって前進できる材料はいっぱいあったので、良い一日だったなと」と手応えを掴んだ様子をみせた。

構成●THE DIGEST編集部
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