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「ただ怪我を治しただけじゃなかった」大谷翔平が“最初の2球”に見せた進化の跡。元プロ野球監督が復帰登板に持論

THE DIGEST編集部

2025.06.17

投手としての復帰を果たした大谷。1回1失点でマウンドを降りた。(C) Getty Images

 プロ野球・楽天の元監督で解説者のデーブ大久保氏が6月17日、TBS系情報番組『ゴゴスマ』にリモート生出演。同日に復帰登板を果たしたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手のピッチングについて私見を述べた。

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 大谷は「1番・投手兼DH」で先発登板。663日ぶりのマウンドで、ついに二刀流復活を果たした。投手・大谷は1回28球を投げ、被安打2、1失点で降板した。
 
 投球内容について大久保氏は、「1球目、2球目にシンカーという小さな変化をする球を投げたと思う。157キロくらい出ていたかもしれないけど、あれはシンカーという小さな変化球を投げたと捉えている」と1番のフェルナンド・タティスJr.に投じた1球目(ファウル)と2球目(見送ってボール)に注目したという。

 右打者のインコースへ食い込む速球系のボールを続けて投げ込んだことに、大久保氏は「小さな変化を覚えたら打ちにくくなるだろうなって思っていた球を1球目、2球目に投げた。大谷選手はただ怪我を治しただけじゃなくて、自分の投球を振り返って、三振だけでなくこの2球のように小さい変化で打ち取ることも研究していた。1個のアウトを球数少なくとることも研究していたんだなということを感じた2球でした」と持論を展開した。

 大谷は、タティスJr.に対してフルカウントからライト前へのヒットを許し、さらにヒットと犠牲フライで1失点。しかし、最後は2死二塁からザンダー・ボガーツを、やはり153キロのシンカーで三ゴロに打ち取り、追加点を許さなかった。

「今後長年ピッチャーをやっていくうえで、そんなに球数を投げてはできなくなる。2年間研究したと思う」とも語った大久保氏。二刀流として進化した大谷の姿を感じたようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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