MLB

大谷翔平が球場騒然の大飛球2発も無安打、630日ぶり復活のシーハンは4回1失点の好投。ドジャースはパドレスに3連勝

THE DIGEST編集部

2025.06.19

大谷は4打数無安打だった。(C)Getty Images

 現地6月18日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でのサンディエゴ・パドレス戦に4対3で勝利し、3連勝を飾った。1番・指名打者で出場した大谷翔平は4打数無安打1三振。打率を.292に下げている。
【動画】ド軍パヘスが再び死球...デッドボール直後の様子!

 大谷は初回の第1打席にパドレス先発ステファン・コレックと対決。カウント2ー1から4球目のカットボール(144キロ)を捉えると、打球は左中間にいい角度で上がったが、特大の中飛に終わった。

 ドジャースは2回に先発エメット・シーハンが相手の5番ジェーク・クロネンワースに二塁打を打たれ出塁を許したが、次打者ザンダー・ボガーツを内野ゴロで打ち取り、7番トレントン・ブルックスを空振り三振で2死二塁。しかし、8番エリアス・ディアスのゴロを二塁手のトミー・エドマンがはじいてしまい、その間にクロネンワースが生還。先制点を与えてしまった。

 1点を追う3回2死走者なしの第2打席でコレックと対峙した大谷は、カウント1ー1から3球目の高めの直球(150キロ)をスイング。本塁打級の打球を高々と打ち上げたが、またもや中飛に倒れた。この大飛球に球場は一時騒然となった。
 
 ドジャースは5回に先頭のマックス・マンシーが右翼への三塁打で出塁すると、6番アンディ・パヘスの犠飛で同点に。続くエドマンの中前打、8番キム・ヘソンの二塁打でチャンスを作ると、9番ダルトン・ラッシングの適時打で逆転した。

 大谷は2点リードの7回2死満塁のチャンスで迎えた第4打席で、パドレスの2番手ワンディ・ペラルタと対戦。フルカウントから空振り三振に倒れた。

 ドジャースは3対1と2点リードの9回表、三塁手マンシーの失策絡みで無死満塁のピンチを迎えると、クローネンワースの犠飛で失点し、さらに6番ザンダー・ボガーツに同点の適時二塁打を浴びて3対3の同点に追いつかれた。

 しかしクライマックスは9回裏に待っていた。一死から代打で登場したウィル・スミスが、パドレスの守護神ロベルト・スアレスから8号ソロサヨナラ本塁打。ドジャースが本拠地で劇的な勝利を挙げた。

 ドジャースの先発シーハンは、4回65球を投げて、被安打3、6奪三振、1失点(自責1)に抑える快投を披露した。シーハンは2024年シーズンの開幕前に右前腕部の炎症を発症し、同5月に右肘のトミー・ジョン手術を受けてシーズンを全休。この日が630日ぶりのマウンドだった。

 パドレスに3連勝のドジャースは、前シリーズのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦から5連勝。ナ・リーグ西地区のライバルを次々と退け、単独首位をキープしている。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】大谷翔平がメジャー史上最速「944」。"新たな快挙"に米記者は大興奮「今夜もまた歴史を塗り替えた」
NEXT
PAGE
【動画】ド軍パヘスが再び死球...デッドボール直後の様子!