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大谷翔平が中5日で今季2度目の先発マウンドへ。球界の期待増もLAメディアは慎重「本格的に復帰するのはまだ疑問が残る」

THE DIGEST編集部

2025.06.19

パドレス戦で663日ぶりに先発した大谷。次回の登板日がナショナルズ戦に決定した。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)の次回登板日が現地6月22日(日本時間23日)に本拠地で行なわれるワシントン・ナショナルズ戦に決まった。チームの公式Xにも発表され、中5日で大谷は今季2度目の先発マウンドに立つ。

 大谷は今月16日のサンディエゴ・パドレスとの4連戦初戦に「1番・投手兼指名打者」として先発出場。663日ぶりに投打・二刀流を再開した。1イニング限定のオープナーとして28球を投げ、2安打1失点も最速100.2マイル(約161.2キロ)をマークした。

 一方、バットでは2安打2打点を記録。6対3の勝利に貢献した。
 
 試合後、大谷は投手復帰戦で100マイルが出せたことに満足しているようで、「(今後は)できればブルペンに負担がかからないように週に1回は登板して、毎回もう少し長いイニングを投げられるようにしたい」と地元メディアに語っており、ドジャースファンを中心に球界から期待の声が上がっている。

 デーブ・ロバーツ監督は大谷の週1回での先発登板というプランには同意しているようだが、長いイニングを投げさせるには否定的のようだ。ドジャース専門メディア『Dodgersnation』によると指揮官は「彼の状態を見て、次も1イニングなのか、2イニングなのか、それはまだ分からない」と慎重な姿勢を崩しておらず、「状況を読み取って対応していくしかない」と話すにとどめた。
 
 同メディアは故障者が続出している投手陣の苦しい台所事情を指摘しながら、「二刀流スーパースターの非凡な才能はドジャー・スタジアムで存分に発揮されたが、シーズンが進むにつれ、3度のリーグMVPに輝いた彼が本格的に投手復帰するのはまだ疑問が残る」と論じ、投手として今季は大きな期待は見込めないだろうと見通している。

 今週、日米で大きなトピックとなった大谷の投手復帰。球界で異彩を放つ二刀流戦士の注目の2戦目は日本時間23日の午前5時10分だ。

構成●THE DIGEST編集部

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