MLB

「敵意が高まった」味方への死球に激怒のマチャド、ドジャースとの因縁に現地メディア注目「古巣ファンとも火花を散らしてきた」

THE DIGEST編集部

2025.06.21

味方へのデッドボールに不快感を隠さなかったマチャド。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの専門メディア『dodger blue』は現地6月19日、「マニー・マチャド、フェルナンド・タティースJr.の死球を受けドジャースに警告」と題した記事を掲載。デッドボールを受けたタティースJr.に対するマチャドのメッセージを伝えている。

【動画】遺恨の4連戦、"デッドボール"ハイライト
 事の発端は同日にドジャー・スタジアムで行なわれたドジャース対サンディエゴ・パドレスでの一幕だ。9回表、ドジャースのジャック・リトルが投じた球がタティースJr.に直撃。すると両チームがもみ合いとなる乱闘騒ぎとなり、両指揮官が退場処分。審判団からは「警告試合」が発せられる。
 
 さらに9回裏にはパドレスの守護神スアレスも大谷翔平の右脇下にぶつけるなど、1試合で3度の死球を記録。結果的に17日からの4試合で死球が8回という因縁の色をより濃くした連戦となった。

 同メディアは、この11日間で7試合を行なった両者について「近年常態化している敵意が高まったように見える状態で終えた」と記述。その最たる例として「タティースが重大な負傷を回避できたかどうかの最終決定を待つ中、マニー・マチャドはESPNのアルデン・ゴンザレス記者を通じてドジャースに不吉な警告を発した」と、同記者が自身の公式Xに投稿したマチャドのコメントを紹介している。

「マチャドは『ドジャースはフェルナンド・タティースJr.の左手のスキャン結果が陰性であることを"祈る"ほうがよい』と語った。『ろうそくを消したほうがいい』と」

また、同メディアは「マチャドはすでにドジャースとの間に一悶着ある間柄だ」として、パドレス主砲とドジャースの因縁に注目、こう続けている。

「2018年にドジャースでプレーしたことがあるうえに、パドレスとの契約以降は古巣ファンとのやり取りでも火花を散らしてきた。昨年のナ・リーグ・ディビジョンシリーズではドジャースのダッグアウトに向かってボールを投げたほか、火曜日(現地17日)の夜にはマット・ザウアーがホセ・イグレシアスに死球を与えた際にも、退場を求める発言をした」

 乱闘時には最前線で相手選手とやり合っていたマチャド。これまで募らせてきた怒りが抑えきれなかったのだろう。ドジャースとの今後の関係が注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】「出てこなくていい!」死球直後、大谷翔平が両軍をなだめた大人の対応の一部始終

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える"ゴージャスでセレブな妻&パートナー"を一挙紹介!
NEXT
PAGE
【動画】遺恨の4連戦、“デッドボール”ハイライト