シアトル・マリナーズは現地６月23日に敵地ターゲット・フィールドでミネソタ・ツインズと対戦。11－２と大勝した。

【動画】大爆発のカル・ラリーが４戦５発となる32号弾！
　この試合で圧巻の活躍をみせたのが、本塁打ランキングでトップを走るカル・ラリーだ。３番・捕手でスタメン入りし、４度の打席で1安打にとどまっていた主砲は、９-２とチームが大差を付けた９回表に実力を発揮。二死２塁の場面でツインズ２番手ジョセフ・ウエンツの４球目を捉えて２ランホームランで２点を追加し、大勝のゲームを締めくくった。
  　このホームランで、ラリーは４戦連発（５本）となる本塁打をマーク。両リーグトップとなる32号とし、2位のアーロン・ジャッジ（27本）に大きく差をつけた。

　シアトルの現地メディア『Seattle SPORTS』は、「カル・ラリーの最新ホームランは複数の記録を樹立した」と題して、このホームランを大絶賛。「ラリーはホームランを打ち続け、その過程で記録を更新し続けている」と綴りつつ、その功績を次のように紹介している。

「ラリーはこれで4試合連続のホームランとなり、キャリア最多記録を樹立した。また、今月10本目のホームランとなり、３か月連続で10本以上のホームランを放ったことになる。マリナーズ史上初めて、そしてMLB史上初めて、３か月連続で10本以上のホームランを放った捕手となった」

　また、同メディアは球団における新たな記録更新についても言及。「ケン・グリフィー・ジュニアは、ミッドサマー・クラシックまでにマリナーズのホームラン記録となる35本塁打を保持している。ラリーはこの記録に並ぶか、あるいは破るために残り19試合を戦うことになる」として、オールスターゲームまでの本塁打新記録を塗り替える可能性もあるという。

　そうなれば、さらに期待するのが“バリー・ボンズ超え”だろう。「さらに記録を伸ばしていけば、オールスターブレイク前にバリー・ボンズのMLB記録39本に挑む可能性もある。ボンズは2003年にシーズン最多73本塁打を記録し、この記録を樹立した」として、大記録への挑戦にも期待が寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部

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