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山本由伸の7勝目は“野球の神様からの贈り物”?「援護がない打線にうんざりしたのだろう」とLAメディアが報道

THE DIGEST編集部

2025.06.26

5回無失点と好投したロッキーズ戦で、7勝目を挙げた山本。(C)Getty Images

 現地6月25日のコロラド・ロッキーズ戦で、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が7勝目を挙げた。現地5月26日のクリーブランド・ガーディアンズ戦以来、5試合ぶりの白星だ。

 山本は立ち上がりからリズムよく投球。初回と2回を三者凡退に抑えると、3回に初安打を許したが、4回と5回も3人で抑えた。完璧な内容でロッキーズ打線を抑える山本に、天の恵みがもたらされたのは6回だった。

 先頭の9番ダルトン・ラッシングが四球で出塁すると、続く1番大谷翔平が左前打。2死二、三塁で4番マックス・マンシーが打席に入ったところで雨が一気に降り始めた。豪雨のなか、マンシーは大きな内野フライを打ち上げた。

 この打球を二塁手が見失って、ボールはグランドにポトリ。ラッシングと大谷が本塁を踏んで2対0とドジャースが6回に先制点を奪った。試合は豪雨のため約90分間の中断に。再開後、ドジャースは6番アンディ・パヘスの適時打で3点目を加えている。

【動画】マンシーの内野フライが、雨の影響で2点適時打となった
 
 山本は降雨中断後に降板。5回56球、被安打1、6奪三振、無失点と完璧な内容だった。ドジャースが8対1で制した一戦で勝利投手となった山本に対し、ドジャース専門メディア『DodgersBeat』は、「野球の神様が、山本への援護がないドジャース打線にうんざりしたのだろう」と報じた。

「マンシーが雨の降る空に向かってポップフライを打ち上げると、大混乱が始まった。二塁手のタイロ・エストラーダが両手を広げてキャッチのジェスチャーをした後にボールを見失い、一塁手マイケル・トーリアも見失っていた。ボールは泥だらけのフィールドに落ち、ラッシングと大谷が生還。大きな内野フライが"2打点シングル"になった。マンシーのキャリアで最も安易な2打点だろう」

 前回登板のサンディエゴ・パドレス戦でもそうだったが、山本が登板する際、これまで打線の援護がないケースが多かった。一転してロッキーズ戦では、雨を味方につけたドジャース打線が山本に白星をもたらした。

構成●THE DIGEST編集部

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