現地６月27日、ボルティモア・オリオールズの菅野智之が本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に先発登板。２回に３被弾など一挙６点を奪われて５回７失点で降板したが、大量得点の援護もあって、今季６勝目を挙げた。
【動画】今季６勝目も...大量失点の菅野智之、レイズ戦でのピッチング！

　初回、先頭のヤンディ・ディアス、２番ブランドン・ローを２者連続で空振り三振に仕留め、３番フニオール・カミネロは２球目スイーパー（135キロ）でファウルフライに打ち取る好投を披露した。

　しかし２回、先頭の４番ジョナサン・アランダに投じた２球目のカットボールをバックスクリーンに運ばれて被弾。５番ジェーク・マングムは中飛に打ち取ったが、６番ジョシュア・ローに投じたカットボール（141キロ）をライトスタンドに打ち込まれ、さらに２死一、二塁で２番ブランドン・ローにフルカウントから８球目のカーブ（127キロ）をライトスタンド中段に叩きこまれて、一挙６点を失った。
  　３回は３者凡退に抑えたが、４回に２死走者なしで９番ダニー・ジャンセンに左安打、１番ディアスに三塁側への内野安打、２番ブランドン・ローに左前適時打と連続安打を許して７点目を失った。５回には６番ジョシュア・ローに中安打を浴びる場面もあったが、無失点に抑えて降板した。

　菅野は５回86球、２奪三振、１四球、被本塁打３、被安打９、７失点（自責７）だったが、５回から８回にかけて３点、３点、４点、７点と、計21安打で22得点を挙げた打線の援護に救われた。６勝目をマークしたが、被安打、被本塁打、失点はMLB自己ワーストだった。

　試合後、大量失点を喫しながら菅野が勝利投手となった試合展開にファンが反応。「なんつ～試合だ」「援護えぐすぎ」「勝ち運すご」「７失点で勝ち投手？」「運がいいんだか、悪いんだか」「バグかな？」などと、驚きの声を挙げていた。

構成●THE DIGEST編集部

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