米球界の歴史を塗り替え続ける偉才の努力に感銘が寄せられている。

　今シーズン、実に663日ぶりに投手復帰を果たした大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）。敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦（現地６月28日）では渡米後、自己最速101.7マイル（約163.7キロ）を計測するなど完全復活に向け明るい兆しをみせている。

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　大谷の二刀流復帰について、ドジャースのチームメイトであるマックス・マンシーは改めて称賛の言葉を送っている。同選手は米ポッドキャスト番組『Foul Territory』の中で、今季初めてマウンドに上がった本拠地でのサンディエゴ・パドレス戦について言及。当時は三塁手として後ろを守っていたマンシーは「とてもクールな瞬間だったね。彼がマウンドに戻ってくる姿を見られてワクワクしたし、とても楽しかったよ」と振り返った。

　続けて、「普段はバッターとして驚異的なのは言うまでもないけど、チーム全員にとって彼が再び投げるのを目にするのは本当に素晴らしい瞬間だったよ」と、大谷がマウンド上で躍動した姿を興奮気味に語った。
  　今季４度目の先発登板を果たした大谷は７月５日のヒューストン・アストロズ戦で、復帰後初の三者連続三振を記録。特に決め球スイーパーの威力には舌を巻いたという。「彼は本当に素晴らしい。力強い球を投げて、変化球の切れ味は凄まじかった。相手バッターはすべてのボールでバランスを崩していたし、いいスイングができていなかった。本当に信じられないよ」と、投手・大谷のスキルに脱帽した。

　毎日近くで見ている同僚だからこそ分かる大谷の凄み。「ショウヘイは毎日多くのことをこなしている。彼が登板する時は、まるでダブルヘッダーをしているようなものだ。そして彼は今も、試合に向けて準備をするために同じことを繰り返し続けている」と、大谷の超人的なパフォーマンスについて熱弁。「ショウヘイほど素晴らしい選手はいないよ。間違いなく唯一無二のユニコーンだ」と絶賛の言葉を続け、仲間の二刀流復活を心から楽しんでいる。

　デーブ・ロバーツ監督は大谷の次回先発登板について日本時間13日（午前５時５分）敵地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦だと明言。中６日で前半戦最後の登板を迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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