現地７月16日、MLB公式サイトは、「もし野球史のどの瞬間にも戻れるとしたら、いつ？」とX上に綴り、オールスター選手たちの回答動画を公開。大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）の50-50達成や、イチロー氏（当時シアトル・マリナーズ）がサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地AT&Tパーク（現オラクルパーク）で放った球宴史上初のランニングホームランなど、日本人選手の偉業も挙げられている。

【画像】スーパースターが華麗にドレスアップ！MLBオールスターゲーム2025のレッドカーペットの様子を厳選してお届け！ 　その中でまず大谷の50-50達成を選んでいたのは、23歳右腕のジェイコブ・ミジオロウスキー（ミルウォーキー・ブルワーズ）だ。動画内では、「もしあの瞬間を生で見られれば、本当にクールだろう」と熱烈な憧れをコメント。歴史を塗り替える日本人スターのパフォーマンスは、オールスター初選出を果たした怪物新人にとっても計り知れない魅力があるようだ。

　一方、動画の最後でイチロー氏が2007年に達成した球宴史上初の快挙を選んでいるのは、“ベイビー・イチロー”の異名を持つスティーブン・クワン（クリーブランド・ガーディアンズ）。「当時、本当にクールだと思った」と話し始めると、「ジャイアンツファンとして育ち、テレビであの試合を観ていた。チームメイトみんなが彼を祝福している姿は、今の私にとっても印象的だ」と振り返っている。

　この他には、クレイトン・カーショウ（ドジャース）がベーブ・ルース氏の通算714本塁打、ボビー・ウィットJr.（カンザスシティ・ロイヤルズ）がハンク・アーロン氏の通算715本塁打達成を選出。ロジャー・クレメンス氏がフェンウェイパークで１試合20奪三振を記録した試合、ノーラン・ライアン氏のノーヒットノーラン達成など、さまざまな歴史的瞬間が選ばれていた。

　後世に語り継がれるであろう偉大なプレーの数々――。これらは現役選手たちの心にも深く刻まれ、モチベーションの源となっているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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