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プロ野球

両軍合わせて31安打の壮絶打ち合いは全パが制す! 5本のアーチが飛び出す乱打戦にハマスタ大興奮!MVPは3安打1HR2打点の清宮幸太郎【オールスター】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.07.24

4回にソロHRを放った清宮がMVP。今年の球宴は全パが2連勝した。写真:鈴木颯太朗

4回にソロHRを放った清宮がMVP。今年の球宴は全パが2連勝した。写真:鈴木颯太朗

 球宴の歴史に残る壮絶な打ち合いだ。

 プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦が7月24日に横浜スタジアムで行なわれ、全パが10対7で快勝。両軍合わせて31安打(全セ=16、全パ=15)、5本のアーチが飛び出す乱打戦は前日に続き、全パが勝利を収めた。

 全セの先発はファン投票で選出された阪神の村上頌樹が登板。宗山塁(楽天)、清宮幸太郎(日本ハム)に連打を浴び1死一、二塁のピンチを背負うと、4番に座ったロッテの山本大斗が2点適時打で全パが先制。さらにランナーを三塁に置き、西川愛也(西武)の中犠飛で全パが追加点を奪う。

 全パの勢いは止まらない。2回には2死から万波中正(日本ハム)が左二塁打で出塁すると、球宴初選出の宗山が中適時打で嬉しい初タイムリーヒット。さらに清宮がフェンス直撃の中二塁打、3番の山川穂高の適時打で3得点。今季8勝を挙げる猛虎の右腕から6点をリードする。

 全パの先発は今季6勝をマークする西武の今井達也。155キロ超の速球と切れ味抜群のスライダーを武器に2回途中まで3安打3奪三振1失点に抑える。

 打線がつながる全パは3回にも寺地隆成の適時打で7対1と点差を広げると、4回には清宮が全セのグリフィンから内角高めの直球をフルスイング。高々と舞い上がった打球は右翼スタンド上段に突き刺さるソロホームランでスタンドから大歓声が上がった。

 意地をみせたい全セは5回裏、全パ4番手の中森俊介(ロッテ)から巨人の吉川尚輝が中堅バックスクリーン右に飛び込むソロ、さらに1死から阪神の佐藤輝明が打った瞬間スタンドインを確信する右越えソロ弾で反撃。リーグ本塁打王(25本)を快走する猛虎の主砲が全セに火をつける。
 
 すると7回、全セは阪神の近本光司が中安打、吉川の中二塁打で無死二、三塁の好機を拡大。全パ6番手の平良海馬(西武)を攻め立てる。このチャンスに3番の森下翔太(阪神)が158キロの直球を強振。打球はセンターのフェンス上段に当たる2点二塁打で4点差、さらに地元ファンの大歓声で打席に立った佐野恵太(DeNA)が中適時打で続き、全セがじわじわ点差を詰める。

 8回、全セは2死から近本が右翼ポール際ギリギリに入る右越えソロ。続く吉川が中安打、森下の中二塁打で二、三塁と一打出れば勝ち越しの好機にバッターは佐藤。2打席連発を狙った背番号8は全球フルスイングで振りにいったが、最後はヘルメットが飛ぶほど豪快な三球三振に倒れた。

 追い上げられた全パは9回に頓宮裕真(オリックス)が左越えソロホームランを放ち二桁得点。その裏、全セの反撃を抑えて逃げ切った。

 なお、MVPは3安打(1本塁打)2打点を挙げた清宮が獲得。初出場でサヨナラ本塁打を放った22年の第1戦に続き、2度目の栄誉をお祭り男がゲットした。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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