7月24日、プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦が横浜スタジアムで行なわれた。その試合中、唯一出場したヤクルト戦士の粋な行動に球場のファンが大きく沸いた場面があった。
【画像】横浜の地に大歓声響く!31本のヒットが飛び出した乱打戦!夢の球宴は全パが連勝!|マイナビオールスターゲーム2025 セ・リーグ7-10パ・リーグ
全セが7点ビハインドで迎えた5回表だった。4番手としてマウンドに登板する大西広樹(ヤクルト)が一塁側からリリーフカーに乗ってグラウンドへ。その手元には小さなつば九郎の人形を大事そうに持っていた。
つば九郎の人形に気付いた一塁側のファンからは大きな拍手が起きる。それに反応するようにビジョンに、つば九郎の人形が映し出されるとさらに歓声が大きくなった。
しかも、リリーフカーが戻ろうとした時だ。阪神の坂本誠志郎がベンチから飛び出しリリーフカーに近寄る。ちょこんと座っていたつば九郎の人形を素早く手に取ると、全セのベンチの柵上にそっと置いたのだった。まるで「一緒に試合を見ようね」というように――。
今年の2月19日に、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターである「つば九郎」を支えてきた社員スタッフが永眠したと球団から発表があった。つば九郎はヤクルトの中では選手をしのぐ人気を誇り、フリップ芸やヘルメットを使った「くるりんぱ」など、さまざまな特技でスタンドを沸かせる人気キャラクターであり、燕党だけでなく全12球団のプロ野球ファンから敵味方問わず愛されてきた存在だった。
この日のハマスタにはプロ野球12球団のマスコットたちが大集合した。攻守交替のイニング間では、つば九郎の想いとともにファンの声援に応えたつばみ(ヤクルト)、ゲームではDB.スターマン(横浜DeNA)とスラィリー(広島)がスタンドの笑いを誘い、ドアラ(中日)は球団チアガールと一緒に踊ったり、ジャビット(巨人)とトラッキー(阪神)はアクロバティックなバク転を披露して球場を大いに沸かせた。
選手だけでなく、彼らもまた球宴に欠かせない存在である。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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全セが7点ビハインドで迎えた5回表だった。4番手としてマウンドに登板する大西広樹(ヤクルト)が一塁側からリリーフカーに乗ってグラウンドへ。その手元には小さなつば九郎の人形を大事そうに持っていた。
つば九郎の人形に気付いた一塁側のファンからは大きな拍手が起きる。それに反応するようにビジョンに、つば九郎の人形が映し出されるとさらに歓声が大きくなった。
しかも、リリーフカーが戻ろうとした時だ。阪神の坂本誠志郎がベンチから飛び出しリリーフカーに近寄る。ちょこんと座っていたつば九郎の人形を素早く手に取ると、全セのベンチの柵上にそっと置いたのだった。まるで「一緒に試合を見ようね」というように――。
今年の2月19日に、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターである「つば九郎」を支えてきた社員スタッフが永眠したと球団から発表があった。つば九郎はヤクルトの中では選手をしのぐ人気を誇り、フリップ芸やヘルメットを使った「くるりんぱ」など、さまざまな特技でスタンドを沸かせる人気キャラクターであり、燕党だけでなく全12球団のプロ野球ファンから敵味方問わず愛されてきた存在だった。
この日のハマスタにはプロ野球12球団のマスコットたちが大集合した。攻守交替のイニング間では、つば九郎の想いとともにファンの声援に応えたつばみ(ヤクルト)、ゲームではDB.スターマン(横浜DeNA)とスラィリー(広島)がスタンドの笑いを誘い、ドアラ(中日)は球団チアガールと一緒に踊ったり、ジャビット(巨人)とトラッキー(阪神)はアクロバティックなバク転を披露して球場を大いに沸かせた。
選手だけでなく、彼らもまた球宴に欠かせない存在である。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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