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大谷翔平に1本差! シュワーバーが今季2度目の1試合2本塁打、通算1000安打も達成「全てをグラウンドで出すだけだ」

THE DIGEST編集部

2025.07.26

ヤンキース戦で2本塁打を放ったシュワーバー。(C)Getty Images

 まさに絶好調だ。

 現地7月25日、フィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバーは、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・DH」として先発出場し、今季2度目の1試合2本塁打を放つなど、5打数3安打4打点、1四球と大暴れ。ナ・リーグ本塁打王争いでは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレス(36本)に並ぶ2位タイに浮上し、トップに立つロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(37本)に1本差と迫っている。

 一発目が飛び出したのは、2点を追う5回無死一塁の第3打席だ。相手先発ウィル・ウォーレンの初球フォーシームを打ち返し、右中間席への35号2ランをマーク。これで通算1000安打のマイルストーンに到達すると、さらに8回2死一塁の第5打席では、4番手イアン・ハミルトンから右翼席への36号2ランを放ち、12対5のチーム勝利に貢献した。

【動画】ヤンキース戦でシュワーバーが会心の"弾丸ライナー"2発!
 
 現地22日のボストン・レッドソックス戦から3戦連発を放ち、直近7試合で6本塁打と量産態勢のシュワーバー。試合後、フィールドインタビューで好調の要因を問われ、「事前の準備、ケージでの練習だと思う。いつもそこに立ち返る。バッターボックスに立てば、スイングをあれこれ考えられないし、勝負しかない。その日に自分が持つ全てをグラウンドで出すだけだ」と冷静に回答している。

 また、通算1000安打達成時点で319本塁打をマークしていたのは、シュワーバーがメジャー史上初の快挙だが、この記録に関しては、「それが良いことなのかわからない(笑)」と反応。「このゲームが大好きだし、毎日メジャーリーグの球場に来られるのは、これ以上ない喜びだ。自分の時間を楽しむつもりだし、可能な限りこのチームに貢献したい」と力を込めていた。

 後半戦に入ってから激しさを増しているナ・リーグの本塁打王争い。直近7試合で大谷、スアレスも5本塁打を放っており、今後も"オールスターMVP"から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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